しふくのーと

誰も得しない日記

いつだって

 

 

Mr.Children 20th Album

『 SOUNDTRACKS 』

 

2020年に発売された20枚目となるアルバム。

そんな記念すべきアルバムの発売から一年が経った。

 

思うような日常が過ごせない中で出会う新しい音に何よりもありがたさを感じた。

 

2019年 6月 2日 沖縄、この目で見届けた彼等にとって最後のライブとなった日からちょうど一年半。

 

長かった。

 

ロンドンでの製作期間を宣言していたが、世界が変わっていく中で何一つ発表のない Mr.Children

 

春にツアーを予定していたとのことだが、結局その詳細も発表されずダイアリーで細々と そんな予定だった と桜井さんが語った程度。

 

そんな中で発表された新しいアルバムは何よりも待ちわびてたものだった。

 

「ロンドン産の音楽!」

「2年ぶりの新譜!」

「新しい Mr.Children!」

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奪われていった日常を支える大きなものが出来た瞬間だった。

 

「歌の主人公はあくまでもリスナー。起伏のない日々が少しでもカラフルに見えるようなサウンドトラックになればいいなと思って、このタイトルを付けました。」

 

何気ない日常が音楽によって彩られる。

出会った瞬間の "聴く音" も

いつしか "聞く音" になってる。

新鮮さという部分はどうしても失われていくんだけど、それと引き換えに身に染み馴染んだような音には、どこか安心感が生まれていつしか心の拠り所になってくれるものがある。

まさに起伏のない日々に寄り添ってくれるような。

もちろん今までの彼等の曲にもそういったものはあったんだけれど。

昨年今年とそんな日々を音楽とともにより慈しむようになった。

 

発売からちょうど一年を迎えた今日は何も無かった。

特別なことは何も。

 

それでこそ彼等の願った下地のような時間。

変わらない一日に優しいスパイスとして彩りをくれる。

 

音楽が主役になれるライブがないとき

聞き手の日常に寄り添う最高の脇役となってくれた。

 

だからこそ主役になったとき

改めて音楽に、そして彼等に感謝を伝えたい。

もう一度あの景色の中で。

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fin.