『Happy Smile Tour 2022』
約束の地以来の彼女たちのライブ。
それまでに渡邉さんの卒業という大きなターニングポイントがあった。
夢を叶えた彼女たちの物語の第二章。
その幕開けとなるツアー初日を追憶していきます。
開演前
− 2022.09.10 −
20歳を迎えた特別な日。
会場までの道のりは祝福で溢れていた。
彼女をお祝いしたいたくさんの方がいる証だった。
改めておめでとう。
そんな幸せに溢れた道を歩いて会場へ。
【愛知県国際展示場(AICHI SKY EXPO)】
東京ドームから始まったおみずの2022年ライブ。
そこから福岡、北海道、大阪を経て愛知までやってきました。
一年で五大都市を制覇しました。
ニシエヒガシエ足を運ぶこのフットワーク。
誰か褒めてください。
彼女に落とされてもう一年なんだね。
早いね。
出会えて本当に良かった。
そう思える一年だった。
そういえば今年はやきとりパネルなかったね。
会場に入ると、まず感じたのはその狭さ。
昨年の広島グリーンアリーナですら、きたえーるより小さいと感じたのにそれ以上に小さな空間だった。
あれ、昨年全国おひさま化したんですよね?
なんで規模縮小してるんですかね???
まぁ色々とあるんですかね?????
後ろ向きな思いは言わないでおくよ。
そんな狭さを感じるとともに中心ブロックの客席を取り囲むように繋がっている花道が見えてくる。
B7ブロックを用意されたおみずは見事にその取り囲まれた選ばれし客席へと進む権利が与えられた。
真正面に肉眼で表情まで見えるメインステージを迎え、周りを見渡せば360度メンバーが来るであろう花道。
「チケプラさん、一生ついていきます」
開演が近づいてくるとかとしと影さんの影アナが聞こえてくる。
「ハッピースマイルツアー!!!
でら盛り上がって行くぞーーーーー!!!!」
2人の声で会場を盛り上げると、ポップなあの音楽が流れ、開演まで秒読みのその時間に手拍子で乗っかった。
00. Overture
声が出せない。
スティックバルーンもない。
それでもカラフルに揺れ動くサイリウムがライブという空間の下地を形成するのには十分すぎるものだった。
一年前に初めてこの目で見た景色が蘇ってきて、懐かしさを混ぜ込んだこれ以上ない高揚感で心が溢れた。
01. SE
神秘的な音とともに暗闇に淡く光る月のようなガラス玉が映し出される。
やがてそのガラスにヒビが入っていき砕け散っていく。
そんな砕け散った破片でさえも光り輝いているような表現の終盤のピアノがとても綺麗で美しかった。
02. My fans
ツアータイトルとは裏腹にダークなイントロが流れると、フードを深く被ったメンバーが姿をステージ高所に現し、歌い出しが始まる。
あれ ......
一曲目 ......
ダークなイントロ ......
顔が隠れるフード ......
圧 倒 的 既 視 感 しかありませんけども!!!!!!!
ご存知(ご存知) Mr.Children[(an imitation) blood orange]Tour の一曲目 "過去と未来と交信する男" と酷似した演出です。
しかもこの曲中にフードを取ったので実質2曲目の LOVEはじめました もセットなわけで!!!!!←
会場でただ一人ズレた興奮でオタクのライブ魂に火が灯る。
赤く染まったサイリウムの中でひなくりで優勝した髙橋さん以上に目を奪われたのはキャプテン。
毎回素晴らしい2番のおたけとの歌声はもちろん、動きづらいフード衣装でもその高身長を活かした躍動感が他と違って凄かった。
今までの間奏アレンジや炎や水の演出がないシンプルな分、ライブという一つの物語の序章として合っていたようにも感じた。
03. DANCE TRACK
再びハッピースマイルとは正反対の音楽に合わせたダンス。
今のところツアータイトル要素が1ミリも感じられない。
そんな状態から目一杯 舵を切るようにみずみずしい爽やかなイントロが流れ、会場の空気を一新した。
04. 誰よりも高く跳べ!2020
「2曲目での誰跳べは は! や! す! ぎ! る!」
って米倉涼子さんも言ってなかった?
早いよ。うん。
でも最高だった。
My fans から 誰跳べ という過去一と言ってもいいほどの高低差はライブ序盤にしてかなりパンチの効いた選曲。
それでもすぐにその明るい空気に順応しようとペンライトを振っているところでスペイベが待っていました。
サビを前にすぐ近くに来てくれた金村さん。
すかさずペンライトを片手にうちわを掲げます。
3秒ほどこちらを見てくれました。
Happy Birthday の文字に気づいてくれました。
笑顔で応えてくれました。
大丈夫です、何とか生きてました。
でも呼吸することを忘れてました。たぶん。
このあとのキャプテンの煽りが頭に入ってこないほどの状態でした。
何て言ってたっけ? (本気で忘れた)
あ、それとイントロ部分の振りがきつねダンスになるのはいつですか???
05. キツネ
前曲が終わってすぐにイントロが流れる。
渡邉さんの卒業や宮田さんと潮さんの休養など新体制で起こる不安を吹き飛ばすかように序盤でたたみかけてくる。
一番が終わるとアレンジされた間奏でメンバーひとりひとりのダンスが披露された。
そのあとの2番Aメロのピアノが素晴らしい話はもういいね?
06. MC
「Happy Smile Tour へようこそ!!」
挨拶とともに我々を歓迎してくれる。
休養している潮さんと宮田さんの分まで熱いライブを届けてくれると誓ってくれた。
「ハッピースマイルを会場の皆さんに届けられるように頑張ります」
日向坂の笑顔の象徴とも言える丹生ちゃん。
説得力しかないにっこにこの笑顔でこの日の抱負を語ってくれた。
そしておひさまとメンバーで丹生ちゃん考案のツアーポーズをしてまた笑顔を届けてくれた。
「今日はツアー初日ってだけじゃないですよね?」
「我らが 金村美玖 20歳のお誕生日です!!!」
Happy Birthday (feat.Kumi) とともにケーキが運ばれてきて会場全体が拍手に包まれる。
特別な日を同じ空間、同じ時間で過ごせるだけでなく、お祝いまでできる。
本当に幸せだった。
そんな席にいられることに改めて感謝した。
「全然実感がなくて気持ちはまだ10代です」
「でも世間的には20歳だから」
誰よりも早く大人としてみなすバラエティ脳のキャプテン。
これからも大人になった金村さんを支えてね。
頼りにしてます。
20歳の抱負を聞かれたバースデーガール。
「寝顔が可愛くないので...」
「お世辞にも」ってキャプテンのガヤがもう芸人のそれだったのは置いておきます。
「日向撮とかで撮られても良いような大人な顔になりたいです」
(どんな抱負やねん)
たまに出てくるこういう変わらず子どもっぽい思考なところも好きなんですけどね。
改めて拍手を送って祝福を終えると再びSEが流れる。
07. DANCE TRACK
2、3期生によるダンストラック。
激しさよりも神秘さが勝る音楽に乗せたダンスを魅せてくれる。
音楽が鳴り止んで数秒の静寂を挟んだ後、一番聞きたかった美しいあのピアノのイントロが流れ、照明がバックステージを照らした。
08. 耳に落ちる涙
そのイントロに鳥肌が立った。
DCDL以来なのもあり、思わず声が漏れる人もいた。
この日一番嬉しかった曲。
期生楽曲とは思えないほどの曲のクオリティは日向坂の中でもトップクラスだと思ってる。
本当に大好きな一曲。
そのメロディとダンスが作り上げる世界観の美しさはまさにこの曲に求めていた光景。
1コーラスだけの披露でもこれほどまでに心が満たされたのは日向坂46のライブの中でも初めてだった。
09. 君のため何ができるだろう
同じく1コーラスの披露。
言葉にはできない さりげない優しさ
どうやって返そうか
メンバーから優しさのエピソードが絶えない渡邉さんの卒業セレモニーが蘇ってくる。
あのサプライズ演出と想いを込めて噛み締めて歌う瞬間には勝らずとも、その光景を重なり合わせるのには十分だった。
10. 僕なんか
イントロ前のSEからの繋げ方が凄く綺麗だった。
イントロ、曲調、歌詞、世界観
曲として言いたいことがないくらい全てが素晴らしい日向坂46の中で一番好きな表題曲。
できるなら 一瞬
僕に振り向いてくれたら
この愛が確かに
真実だって証明しよう
君と僕との想いの違いによって生まれた自分自身への後悔。
心の声も聞こうとせず、君を想ってあげられなかったその後悔から、そばにいる資格も愛する資格もないと自分を責める。
再び会ってもその想いにしっかりと気付いてあげられるか自信もなかった。
それでも、もしもう一度振り返ってくれたら、
気付いてあげられなかったことを謝るから。
僕を想ってくれたことへの感謝を告げるから。
そして君が想ってくれていた以上に僕の想いを伝えるから。
そんな決意も
"初めから 間違ってた 思い出の残し方"
と過去への届かない願いだと現実を記されて曲が終わる。
そんな哀しい世界観に合う低い曲調に聴けば聴くほど心が動かされていった。
2番では Music Video を再現するように花道を使う演出。
このライブで一番好きな演出だった。
サビでは曲の世界観を崩さずに客席を向いて踊る。
メンバーが近くにいてもこの時間だけはただただそのダンスに魅せられた。
目の前に来た上村さんはいつもの可愛らしさとは全く別のアーティストとしての表情と動きで素晴らしかった。
メインステージへと場所を戻すと青空の中に飛ぶ一つの紙飛行機。
ゆっくりと飛んでいくその後ろには飛行機雲が生まれていた。
11. 飛行機雲ができる理由
正直、渡邉さんが卒業してもう披露しないと思ってた。
それほど彼女の旅立ちに似合う曲だったから。
センターには小坂さん。
お互いに支え合っていた2人だからこそ、渡邉さんのポジションで輝いていたようにも見えた。
曲自体に目立ったインパクトはないけれど、その分ドラムがいろんな箇所にフィルインとかを入れてて本当におしゃれなのが際立つ。
Right? も似たような入れ方があったけど作曲者がどちらも同じ方で納得した。
3:45 あたりとか特に素晴らしいので聴いてみてください。
12. 君しか勝たん
繋ぎの音楽もなく原曲どおりいきなり始まる歌い出し。
(まだペンラ持ったままなんですけど!!!)
会場にはスティックバルーンの代わりとなる手拍子が鳴り響く。
流行り病が収まってもこのリズムで応えるスタイルは変わらないでほしさもあって。
リアルユニエアみたいな感覚で楽しいから(小並感)
13. MC
このツアーの掛け声を作ったとキャプテン。
「この公演で今後やるかどうか決まる」
そんなプレッシャーを委ねてきながらもメンバーとおひさまで作り上げた掛け声は、無事に残りの7公演でもやってくれるものになった。
と こ ろ で ...... このMC間 ......
3期生がいませんでした。
ということはですよ......?
14. ゴーフルと君
イントロとともにこの日2度目のどよめきが起きる。
オレンジを基調とした新衣装に着替えた3期生。
お菓子の小道具を持ってステージを右に左にと移動しながら歌うその可愛らしさはハッピーを振りまく天使たちだった。
この日はハーフツインだった上村さん。
そこに可愛さ全振りの曲と笑顔を掛け合わせた瞬間、彼女へのパラメータは完全に振り切っていた。
(むり!!!!! かわいすぎ!!!!! )
どんなに食べたってお腹にたまらない
ここの歌い方、どストライクです。
412回はリピートできる自信がある。
上村さんへの想いが溢れに溢れた瞬間だった。
幸せってつまりこういうことなんだね(?)
15. ソンナコトナイヨ
1、2期生もそれぞれ白、青を基調とした新制服に着替えて登場する。
センターには小坂さんが帰ってきてくれた。
待ちわびていた瞬間だった。
ダンスパフォーマンスが素晴らしい東村さんのセンターもとても良かったけど、どうしても見たかった原点の形。
体調が万全でない中、ハードなダンス楽曲に戻ってきてくれてありがとう。
16. 真夜中の懺悔大会
ステージ高所でセンターの潮さんのポジションは空けて披露される。
サビの振りがジャンボリミッキーにしか見えない病気はこの日も発症してしまいました。
コールレスポンスのところは声が出せたらもっとライブ向けの曲になるんだろうなって。
曲としては正直何とも言えないのが本音。
まぁ期生曲だしね ......。ごめんね。
17. 恋した魚は空を飛ぶ
メインステージとバックステージに分かれての披露。
昨年の My fans でも思ったけど、どちらかしか見られない演出はあまり好みではないかな。
メインステージには体調面からダンスを軽めにした丹生ちゃんと小坂さん。
身体をいたわってくれたのは働き方改革を推進したであろう演出家さんにお礼を言わなきゃね。
そこまでして披露する曲かなっていうのが個人的な感想でもあるけど。
純粋に曲として良い『僕なんか』
渡邉さんの卒業曲 『飛行機雲ができる理由』
アップテンポな 『ゴーフルと君』
それ以外の曲は何度も聴くほどのクオリティかと聞かれたら首は縦に振れなくて。
好みじゃないところを一番上げられるのがこの2期生曲。
まぁ長くなるのでそのあたりはまた別の機会に。
そんな個人的な嗜好とは裏腹に、コンテナをサイドに置いて Music Video を彷彿とさせるあたり、かなり演出に力は入れてるっぽかった。
18. アディショナルタイム
前曲からのクオリティの高低差が凄い。
照明やスクリーンの演出はひなくりよりも大分シンプルなものだったけれど、むしろ曲と彼女たちのパフォーマンスが良すぎるせいで これが正解かとしれないとすら思った。
19. ってか
金村さんはセンター3連発。
体力的な心配を他所にパフォーマンスが落ちることはなかった。
ちょうど昨年の同じ時期、初めて目にした表題曲のセンターとして輝いていた金村さん。
そこから音楽番組を始めとした多くの舞台を経験して成長し、そしてこの日、その一年の集大成のような姿がそこにはあった。
パフォーマーとしての必死さから始まり、やがてセンターというプレッシャーのかかるポジションを担っているそんな状況でさえもどこか楽しんでいるような表情へと変化していく。
この曲の観るたびに感じていた一番の嬉しかった部分。
技というほどはっきりとしたものではないけれど、音楽とダンスを自分自身に纏って曲の物語や世界観を表現する姿はまさにアーティストだった。
20. VTR
デビュー曲の キュン から当時の活動とともに日向坂46のこれまでの歴史を振り返っていく。
8th Single の文字がスクリーンに映し出されると会場は拍手が巻き起こった。
ヒストリームービーが終わり、一室で撮影された映像の中のカメラが視線を上げる。
その先にいた彼女の姿に思わず声が漏れ、会場がどよめき、再び拍手に包まれた。
21. 月と星が踊る Midnight
センターにいたのは齊藤京子。
誰もが嬉しくて
誰もが納得したと思う。
それほどまでに待ち望まれていた光景だから。
ソロパートから始まる歌い出し。
彼女にしては珍しく声が震えていたようにも聞こえたけど、初披露となる重圧もあったかもしれない。
暗い場所から希望の光を目指すような歌詞。
彼女のセンター曲として恋愛曲以上に似合っていると感じた。
疾走感のあるサビは、過ちを怖れず抗う気持ちを後押してくれるようなメッセージが詰め込まれていて、転調したラスサビではそのメッセージがより心へと訴えかけてくるように聞こえてくる。
齊藤京子だからこそ 良さが一層引き立っていたと言ってもいいほど、初披露にも関わらずハイレベルなパフォーマンスだった。
22. 知らないうちに愛されていた
前曲とどこか繋がっているようにも感じた。
「まだまだ声は出せないけど、
いつか皆さんとこの歌を歌えるように。
それまで心で一緒に歌ってください。」
そんなキャプテンからのメッセージを受け取り本編を締め括った。
ENCORE
暗闇にちらほらと色付く光の中で手拍子が鳴り響く。
年齢層の若いアイドルファンは、普段は会場内の写真を上げたり平気でセトリをネタバレするので基本的にミスチル界隈より民度が低いんだけど、このときだけはありえないほど良かった。
もうオタクはずっとアンコールしてろよって思うくらい←
ミスチル界隈では聞けないであろう徐々に揃い始める手拍子は、スティックバルーン以上に気持ちを乗せたものだった。
EN1. キュン
寝起き即 目覚ましを止められそうなイントロの後、すぐに歌い出しが始まり、バックステージにアンコール服に着替えたメンバーが見えた。
小坂さんはまだ戻って来られなかったけれど、代わりを担うかとしの「かわいい?」が強すぎる。
(2番は上手く聞こえませんでした) (たぶんマイクのせい)
僕なんか が良すぎて表題曲No.1を持っていかれたけど、それまでNo.1だったこの曲は今でも変わらず大好き。
聴くたびに見るたびにデビュー当時の初々しさを思い出すし、それが今でもどこか残ってるようにも見えるときがあって。
グループとしての最初のピースは今も変わらず特別なものだった。
ちなみにおたけはフライングしてなかったです。
MC
アンコールへのお礼とともに、改めて 8th Single の発売を伝えてくれる。
それでも歩いてる 以来のセンターとなった齊藤京子。
中秋の名月のこの日に『月と星が踊る Midnight』という新曲を披露できたことが嬉しいと語ってくれた。
(いやそんなことより齊藤京子の口から "中秋の名月" って言葉が出てくることの方がレアなんですけど)
フォーメーション発表時
(京子がセンターだ...!) と喜んだキャプテン。
そして溢れた感情は本人の心に一生残る瞬間となっていた。
こっちも泣きそうになる。
本当に最高のキャプテンだね。
ありがとう。そしておめでとう。
上村さんが今日一日を振り返る。
昨年の全国おひさま化計画のように、今年は全国をハッピースマイルにしたいとのこと。
「皆さんハッピースマイルになってくれましたか???」
なりました。
ハッピーを振りまいてくれたあなたのおかげです。
あなたの笑顔が何より大好きです。
そんな想いを込めて目一杯の拍手で応えた。
そして彼女の歌い出しとともに、おひさまが架ける虹のもとへとメンバーがやってきてくれる。
EN2. JOYFUL LOVE
この日一番たくさんのメンバーを近くで見られた瞬間だった。
笑顔で手を振ってくれるだけでこんなにも幸せになれるんだね。
アイドルって本当に凄いね。
「虹のアーチを作りたいと思います!」
キャプテンのその一言で会場はアーチを描くように虹のウェーブが発生する。
客席から見てもその光景は凄く綺麗だった。
君がしあわせならば
そう僕もしあわせな気がする
風が木々を揺らすように
笑顔は連鎖して行く
ツアータイトルにも相応しいフレーズがしあわせから生まれる笑顔の素晴らしさを改めて教えてくれた。
EN3. 日向坂
蘇る東京ドーム初日の記憶。
夢舞台で 約束の卵 を歌った後、グループの象徴とも言える笑顔でこの曲を歌っていたあの瞬間。
前を向く歌詞とともにその笑顔で明るい未来を呼び込むようなそんな雰囲気さえあった。
それを ハッピーオーラ って言うんだろうね。
そのハッピーオーラにスマイルを併せたさらなる 日向坂46 として、ハッピースマイルツアーの名に最も相応しい一曲で最後を締めてくれた。
Ending
初日という不安も吹き飛ばすほどの熱い声援に改めて感謝してくれるキャプテン。
そしてこれからも 日向坂46 は坂道を駆け上って行くことを誓ってくれた。
最後に全員で深々とお礼をして挨拶し、たくさんの笑顔を振りまいてくれた一日に幕を降ろした。
誰一人として曲を、演出を知らないツアー初日。
ライブのクオリティとはトレードオフかもしれないけれど、真っ白な状態のキャンバスに出会った音や思い出を描けるやっぱり特別な日であって。
そこに金村さんの記念すべき20回目の誕生日という一番の思い出が加わってくれた。
彼女にとっても素敵なバースデーライブになってくれたかな。
奇跡のような空間の中でたくさんのハッピーオーラとハッピースマイルを届けてくれた 日向坂46。
グループとしての第二章を歩き出した彼女たちはこれまで以上に多くの笑顔と幸せという体験を与えてくれると確信した。
そんな素敵なグループに出会えたことに改めて感謝を告げる特別な時間だった。
幸せの源はきっとここだったんだろうね。
fin.