しふくのーと

誰も得しない日記

決心の場所

 

 

『ひなくり2021』

 

2年ぶりに有観客での開催となったひなくり。

ありがたいことに席を用意していただき、今年は同じ空間で過ごす素敵なクリスマスプレゼントと誕生日プレゼントを貰いました。

 

9月からの4か月で3度もライブに参戦できる。

こんなにも幸せな非日常はありません。

だからこそほんの数時間という短い時間にありったけの感謝を告げました。

 

有観客でありながらも配信で観た2年前。

 

当時から応援していたとはいえ、観る前までは

「アイドルのライブに内地まで足を運ぶのは」

「北海道に来たら応募しよう」

なんて考えだった。

 

それを変えてきたあの時間とあの場所。

 

2年越しに約束の地が発表された思い出のこの場所に足を運べたことがすごく嬉しかった。

 

 

 

そして今回もフォロワーさんともお会いすることができて。

広島でお会いした方や初めてお会いする方など、短い時間だったけど、多くの方とお話できて楽しかった。

素敵なギフトもいただけて旅の嬉しい思い出です。

 

 

 

開演前

 

会場に入ると両サイドにひなくり2021のロゴ。

 

座席はB5ブロックの通路の真横。

(トロッコ通ったらすごい近いんだろうなあ)

なんて淡い期待を寄せる。

 

 

影ナレは髙橋さんと上村さん。

 

全ツで釣られた新しい推しの声。

開演前の小さなクリスマスプレゼントのようだった。

 

スクリーンに映像が映し出されるとともに、特別な夜の始まりを告げる音が鳴り響く。

 

 

 

00. Overture

 

空色に染まったいくつものペンライトが音楽に合わせて揺れ動く。

昨年のひなくりの映像が映し出され、メンバー紹介へと入ると、より統一感ある空色の期待がその空間を埋め尽くしていった。

 

スモークに映し出される彼女たちのシルエット。

最後のカウントを終えるとその姿が現れた。

 

 

 

01. アディショナルタイム

 

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タイトルからして予想できない一曲目。

一昨年(キュン)、昨年(NO WAR in the future 2020)から変わってクールな一曲がクリスマスライブのオープニングを飾ってくれた。

 

イントロとともに階段のセットを降りて位置に着き、エレキギターに合わせたダンスで一曲目から会場のおひさまを彼女たちの空間へといざなう。

 

"時間" をテイストとしたスクリーンの映像が加わり、ミニライブからより壮大に仕上がったパフォーマンスだった。

 

特に会場で見るこのスクリーンの演出がこの日一曲目にして一番だった。

 

あの映像単体でも もう一回見たい。

それほど素晴らしかった。

そんな演出もあり、今年の楽曲ベスト3入り決定です。

 

 

ステージ上に吊らされたメンバー分のボックスが降りてくる。

一列に並んだボックス内にメンバーが入ると、前曲からのクールな雰囲気をさらに深くした一曲が始まる。

 

 

 

02. 膨大な夢に押し潰されて

 

一人ひとりが電飾の施されたボックスの中で踊る演出。

個人的に全ツのときより好き。

 

歌唱パート以外で暗闇の中 待機する姿を見られるのも会場ならではだと感じた。

 

かとしの歌声が美しい。やっぱり一番好きかも。

中央の金村さんより、さらに近くで見ることができたのは松田さん。

 

 

可愛すぎん?

 

 

踊ってる姿はもちろん、表情も全ツより近くで見られたことでその可愛さに見惚れていた。

 

 

 

03. ソンナコトナイヨ

 

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前曲から間髪入れず、さらに追い打ちをかけるようにドラムリードからイントロが流れる。

 

2番サビのライブVer.の振りの中央にいる金村さんと東村さん。

フォロワーさんの影響もあるけど、ライブの中でこの2人の関係性がさらに好きになる瞬間でもあって。

 

激しい振りの中でも聞こえてくるメンバーの歌声が彼女たちのタフさを表していた。

 

 

 

04. MC

 

「メリークリスマス!!!」

 

一列に並んだメンバーが特別な夜をお祝いしてくれる。

 

「クリスマスイブに ... イブじゃないわ(焦)」

こういうところがかとしっぽいよね(好き)

 

「世界で一番幸せな空間にしましょう!!!」

「最高に楽しいクリスマスにしましょう!!!」

 

きくとしがさらに会場を盛り上げてくれると、クリスマスの音楽とともにプレゼントの入った大きな靴が降りてくる。

 

靴に開けられた扉からステッキを持った小さな妖精たちが次々と出てくる。

みんな笑顔で出てくる中、目に止まる子が一人。

 

丹生ちゃん。

 

ライブのたびに子どものような笑顔を振りまいて元気いっぱいに走っていく。

今回も当たり前のようにその姿に魅かれていると、ステッキを武器にして歌い出しに入る。

 

 

 

05. アザトカワイイ

 

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全ツのときと比べると演出面ではどうしても寂しい部分があったけど、ステッキ一本だけでも可愛さで曲が成立するのがアイドル。

 

Cメロ前に追加されたクリスマステイストの間奏では、ステッキを使ったチアのような可愛さ全振りのダンスが披露される。

 

最後にはステッキの丸みを使ってハートを作ってくれた。

 

 

 

06. DANCE TRACK

 

2、3期生による可愛さ主体のダンストラック。

 

膨大 のときのボックスも使い、全員が笑顔でポップな曲調に合わせた明るく幸せな空間を作ってくれた。

 

その中で中央で踊る金村さんは最高の笑顔だった。

 

 

 

07. 好きということは…

 

「タオル回すぞーーー!!!!」

 

イントロとともにみーぱんが会場を煽ると、私服衣装に着替えた1期生がトロッコ(ソリッコ)に乗って登場した。

 

同時に前日のメッセージの伏線が回収される。

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ソリッコ上でタオルを回す1期生を見ながら「(これのことだったのね!)」ってなった。

 

世の中の現状もあって発売から2回(いずれもオンライン)しか披露されず、アルバムにも収録されなかった1期生曲。

 

前日に2期生が披露したキュン収録の『沈黙が愛なら』

その対になる『耳に落ちる涙』を予想して大好きなこの曲の聞きたさもすごくあった。

 

しかしそんな思いを吹き飛ばすほど楽しい空間だった。

キャプテンの煽りでさらにテンションも上がる。

そのキャプテンが一番近くまで来てくれた。

真横ではなかったけどブロックを一つ挟んだ10mほど横を通る。

 

スタイル良すぎ

めちゃんこ美人

ファンサすごい

 

近くで見るとより身に感じた。

 

逆側は影さんも通ってくれた。

復帰前の曲だけど今回初めて参加できて、1期生全員で披露できたのはファンとしても喜びと嬉しさを感じた。

 

 

 

08. 世界にはThank you!が溢れている

 

勝ちました(何に)

 

『どうする?どうする?どうする?』

『Right?』

 

君しか勝たん に収録されて、前日に披露していない期生曲はなんですか!!!

 

そういうことですっっ!!!

 

全ツからすごくすごく聞きたかった曲。

MV衣装(メインじゃない方)の2期生が、今度はバックステージ側からソリッコに乗って近くまで来てくれる。

 

後方10m先に来てくれたのは松田さん。

膨大 のときよりもさらに近くで見られた。

逆側を向いて踊ってるときも後ろ姿がもう可愛い。

隙があれば手も振ってくれる。しかもあの笑顔で。

 

ずるすぎん?

 

全力で彼女のタオルを掲げる。

 

 

 

手を振ってくれました。

 

 

 

勝ちました(2回目)

 

正確に言えば、指さしなしでこのあたりに向かって手を振ってくれたので確証はないんだけど、周りに彼女のタオル掲げてる人はいなかったのできっとそういうこと。

 

「(え!? え!? いいんだよね!? これ自分に手振ってくれたよね!?!?)」

 

半分勘違いの可能性を残しながらも嬉しさで溢れる。

推しへの Thank you!が溢れていた。

 

 

 

09. この夏をジャムにしよう

 

2期生と同じくバックステージからソリッコでやってくる3期生。

 

衣装可愛すぎ。

 

ツインテールの上村さんと相性抜群。

3期生だからこそ着られたってのもあるけどね。

もう幼稚園のお遊戯会みたいだった(褒)

 

柱ステージがメインだったのもあって、あまり近くで見られなかったけど、3期生だけが作り出せるようなあのピュアな空間で十分満足だった。

 

最後の上村さんのウインクは会場のモニター越しで良かった。

直で見てたらまた推しタオル買ってた。

 

 

 

10. 嘆きのDelete

 

メインステージに戻り、スクリーンの中心にくる高さのセット上で歌うかとし。

会場のサイリウムがブルーに染まる。

有観客でのソロ曲を歌い切る彼女の凄さを感じた。

 

 

バックステージにクリスマスの家の中のシルエットが映し出される。

はしゃいでいる3人と机に座る1人。

3人側はカスカスダンスまで入れてくる。

 

やがて3人が去っていき、机に座る1人を映し出すと、フェードインする鈴の音とともに、冬の切なさ、優しさ、温かさに合った一曲が始まる。

 

 

 

11. まさか 偶然・・・

 

アコギの音と彼女の声に鳥肌が立った。

同時に一年前の言葉にできない喜びが蘇ってきた。

 

改めて2人一緒に歌えることは、決して当たり前なんかじゃなくて偶然であって奇跡なんだと感じた。大げさかもしれないけど。

そんな時間を同じ場所、同じ空間で見守ることができたのは、何よりも嬉しかった。

 

柱ステージで離れて不安で泣いてしまった二年前。

復帰の嬉しさと迎えてくれる温かさに泣いてしまった一年前。

 

そしてこの日、彼女の表情に涙はなかった。

 

この一年間、グループの名前を背負ってたくさんの場所で活躍した彼女。

Cメロになるとその歌声に力強さが増し、その活躍を支えくれた人へ向けて歌っているような、そんなふうにも聞こえた。

 

"あれだけ泣いていた松田好花が大勢の人の前でこんなにも堂々と自信に満ち溢れた笑顔で歌っている"

 

自身の成長を見せてくれたような目の前の光景に目頭が熱くなった。

 

鳴り続ける鈴の音がクリスマスの夜をさらに引き出し、温かさがより身に染みる演出を作り出す。

"アイドル" じゃなくて "2人の女性" が歌う切なさと優しさのある曲。

毎年その良さを更新してくる。

やっぱり大好きな一曲だ。

 

 

水を使い、ウォータースクリーンが作られる。

吸い込まれるようなSEから、静まった空間にイントロが響く。

 

 

 

12. こんなに好きになっちゃっていいの?

 

 

やっっっっっと聞ける!!!!!

 

 

どれだけ待ち望んだか。

全ツでこの曲の衣装にまで着替えてやらなかった思い出を浄化してくれた。

 

前曲と同じくバックステージでの披露だったけど、曲を聞けることが何よりも嬉しかった。

 

全ツの最終日に見た配信でも思ったけど、センターの齊藤京子の声質が本当に曲に合う。

 

ウォータースクリーンが作り出す降りしきる雨の中で歌うような演出も、切なくて繊細な曲調と合って少ない照明の中で輝く美しさとなっていた。

 

 

 

13. 川は流れる

 

 

あれ、今日って ひなくり2019 でしたっけ???

 

 

バックステージで披露する こん好き と 川は流れる

2年前と同じ流れ。

 

でもごめん、やっぱり全然聞いてない。

全ツで披露してくれたけど結局その後もほとんど聞いてこなかった。ごめんね。

 

ライブ映えはするけどそんなに人気なのかな?

今回はほぼ確で2年前を意識して組み込んでると思うけど、全ツでも音楽隊ライブでも過去のひなくりでもやってるし、頻度はかなり高めよね。

 

他の曲と比べて振りもおとなしめで歌いやすい曲ではあるから、ブレイクタイム的に入れてるかもしれないけど、それはそれで立ち位置が可哀想な気もする。

 

最後の渡邉さんの声はずっと好きだけどね。

 

 

 

14. MC

 

クリスマスの思い出発表会。

 

ホワイトクリスマスの日に雪だるまを作った東村さん。

5歳児と接する声で褒めるメンバー。

 

「甘やかしすぎじゃない?」

キャプテンの冷静なツッコミに笑った。

空を見たら踊りたくなる犬要素もある猫さん可愛かったです(※同い年)

 

本物のトナカイを見たことがある河田さん。

 

「嘘です」

 

何の前振りもなく唐突に嘘を入れ込んでくる。

上村さんの次に何考えてるかわからない子だと思った。

笑顔が可愛かったです。

 

 

キャプテンの合図とともに汽車がやってくる。

(『車輪が軋むように君が泣く』かな...?)

そんな浅はかな予想を覆すイントロを汽笛にメンバーを乗せた汽車が走り出した。

 

 

 

15. ホントの時間

 

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外周に沿って会場を回る。

 

前日に披露されて2日目は違う曲になるんじゃないかなんて不安になってたけど、聞きたい曲の一つでもあったから、2日続けてやってくれたのは嬉しかった。

半周で終わらせる都合で2番はカットされてたけどね。

 

やっぱり一度聞いたら離れないサビの弾むメロディ。

それ以外のところは印象が薄いって言ったら怒られるかな?

でも大好きです。

 

 

 

16. 何度でも何度でも

 

前曲から半周してメインステージに戻ってきたが、降りることなく披露される。

 

正直、ステージでやってほしかったなって。

笑顔で歌ってくれるのは嬉しいけど、ホントの時間 とかよりも曲が持つメッセージが強いし、力強い振りもこの曲の良さの一つでもあるからちょっと残念だったかな。

(金村さんと松田さんの掛け合いも見られないし)

 

フロートの上だとやっぱり振りも小さくなってた。

 

高校生やそれ以外の人の背中も押してくれる応援ソングでもあったし、次はまたステージで一人ひとりの "一筆書き" を見られるといいな。

 

 

 

17. 日向坂

 

会場で聞けて一番嬉しかった曲。

 

この曲こそ笑顔で歌うのが似合うよね。

 

過去の辛い経験やその経験を糧に続けてきた努力を綴ってる歌詞も

"今は「こんなこともあったよね」って言いながら笑いあえる"

そんなふうに笑顔で歌う彼女たちの姿がこの曲の一番の魅力なんじゃないかな。

2回目のひな誕祭のときみたいなね。

 

左右にペンライトを振るサビは彼女たちの楽曲の中で唯一かな。

みすたーなんちゃらさんの innocent world を思い出した。

 

メインステージに戻って一列に並ぶラスサビ。

一人誰よりも左右に飛び跳ねながら手を振る姿が目に止まる。

 

丹生ちゃん。

 

またこの子。

 

自分とは反対側のサイドステージで踊ってるのに目に止まった。

ってかあなたソンコト以外も飛び跳ねてるのね。笑

 

やっぱりあの純粋に楽しんでる姿が一番似合う。

前日は髪を下ろした "丹生さん" だったけど、この日のポニテと誰よりも今を楽しむその姿、そしてあの笑顔を見てやっぱり "丹生ちゃん" が好きなんだなって。

 

透き通る音のアウトロが丹生ちゃんの振りまいたハッピーオーラを綺麗に包み込んでくれた。

 

 

 

18. DANCE BATTLE

 

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メインステージとバックステージに分かれ、炎チームと水チームのダンスが披露される。

 

メインステージの炎チーム。

炎を融合したクールなダンスの中で特にかっこよかったのは髙橋未来虹さん。

 

表現力ではやっぱりみーぱん。

赤の衣装は丹生ちゃんがすごく似合ってた。

キレイになりたい でも着てたからかな。

 

バックステージの水チームはウォータースクリーンを使いながらの披露。

(遠くて誰がどうだったかまでは見えなかったです)

 

全員で最後のダンスを踊り終えると、その余韻を冷ますことなく会場をさらに支配する。

 

 

 

19. My fans

 

髙橋未来虹さん、優勝です。

 

ダンストラックから続く高身長を活かした大きな振りと表情のかっこよさが一番だった。

Storytellers で感じたものが確信に変わった。

 

きっとこれから見る My fans は毎回彼女を探すと思う。

 

ライブの定番曲へと地位を築きつつあるこの曲、川は流れる とは違って毎回ペンライト振って盛り上がれるから楽しい(いつまでその曲批評すんねん)

 

声が出せるようになったら、またさらにその地位を確立していくんだろうな。

 

 

松田さんに煽りの仕方を相談をした山口さんがその成果を見せるべく会場を煽る。

 

「もっと声を、、、声じゃないでーす!!!」

 

笑った。こういう小さいポカするの可愛い。

山口さんの後に松田さんがしっかりお手本を見せてくれる(振り)

 

「やっほっすーーー!!!」

 

この一言目。さすが先輩です。笑

絶望的な語彙力なので上手く表現できないんだけど、そこまで高い声が出ないけど自分が出せる一番の声を出そうと頑張る松田さんの声がほんとに好き。

ドレミソラシド のヒット祈願のときの大声で叫ぶ「頑張れー!」とか(伝われ)

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「私たちとおひさま、どっちが盛り上がれるか勝負よ!」

 

河田さんの一言で、会場のボルテージをさらに上げるイントロが流れる。

 

 

 

20. キツネ

 

稲荷神社を映像をバッグに前曲の興奮が冷めやらぬまま終盤へとたたみ掛けてくる。

誰跳べ と同じくらいペンライト振ってて楽しい。

 

ライブレポで言うことじゃないけど、2番Aメロのピアノがほんとに好きなんですよね(そうですか)

趣味でたまにピアノを弾くオタクなので、好みの音のタッチを探すのをアイドルの楽曲でもやるようになって。

自分には弾けないような美しくて綺麗な音を聞くたび、ピアノっていいなって思う。

いらない自分語りでしたね。

 

今回は特効がなかったけど、やっぱりラスサビ前にあったほうがいいなって思った。

それでもライブに欠かせない一曲で会場が熱気に包まれた。

 

 

 

21. DANCE TRACK

 

前曲の終わりとともに 和 を基調とした音楽が流れる。

傘を持ったダンサーによるしなやかでありながらキレのあるダンス。

キツネ の前の演出とかだったら楽曲がさらに映えたのかなとも思った。

(着替え時間を作る関係で仕方ないけど)

 

 

ダンスが終わり、スクリーン映像にあの巨大な人参が現れると、MV衣装に着替えたメンバーがピアノイントロを合図にその対決を始めた。

 

 

 

22. ってか

 

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ダンストラックのダンスを引き継ぐような21人。

 

センターの金村さんの表現力はこの日一番美しかった。

この曲のためにその表情、その動きをとっておいたのではとすら思った。

全体のダンスを見ると間違いなく素晴らしいのは分かってる。

それでもセンターというポジションで彼女だけの輝きを放つ数分間、どうしても目を離すことはできなかった。

 

Cメロ前の間奏では、モンスターに立ち向かう姿から始まり、金村さんと潮さんへとつながる。

この二人の「これだよ!」感。

潮さんの起用が大正解すぎる。

全ツ以上にそう思った。

 

間奏終盤には金村さんと松田さんのクライマックス。

 

 

 

「ほんっっっっっっとにありがとう

 

 

 

推し二人が曲の最高潮とも言えるその瞬間を体現してくれる。

この瞬間に勝るものはなかった。

このほんの数秒にありったけの感謝をした。

 

全ツからさらにパワーアップした特別な一曲がライブの核をも担う姿へと進化していた。

 

 

 

「今年最後のライブですよ!! 盛り上がれますよね!?!」

 

曲を終えるとすぐに金村さんが会場を煽る。

 

「ちょっと!!パーティーオタより盛り上がれてないんじゃない!??」

 

オタクの立場まで煽ってくるみーぱん。

パーティーオタってワードチョイスがもう好き。

 

そうだよ!

世の中は今頃クリスマスパーティーやってる奴らばっかだよ!

そんな日にアイドルのライブに来てるオタだよ!

 

彼女の煽りがたぶん一番好きなんだなと思った。

 

キャプテンが叫ぶと会場がこの日一番の盛り上がりと一体感を見せる。

 

 

 

23. 誰よりも高く跳べ!2020

 

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イントロはカスカスダンス。

ひなあいで手抜きを晒されたからか、しっかりフォーム出来てて笑った。

 

全ツのような花道がない分、メインステージでの披露に華を添えるスクリーン演出。

前にも話したとおり、歌詞が出る演出には弱いおみず。

 

「Take off」

「You can do」

 

アディショナルタイムと一緒に映像売ってくれません???

 

2番Aメロでは左ステージ端にいた丹生ちゃんと渡邉さんがぶつかるハプニング。

お互いにっこにこの笑顔で異次元の可愛さだった。

埼玉組にやられる確率がやたらと高い誰跳べ。

シフクかな?

 

全員で跳ぶ一曲が特別な夜の最高潮な時間を作り出した。

 

 

 

24. SE

 

幻想的な音楽と光による演出。

何色何本ものレーザー光線が会場の至る所を照らし出すと、やがてサンタ衣装に着替えたメンバーたちがステージへと上がってくる。

 

 

25. 思いがけないダブルレインボー

 

前半に使ったボックスが虹色に輝く。

前日の配信を見て気づいたけど、最初の振りは JOYFUL LOVE の最後と同じなんだなって思った。

 

会場は何となく虹色(何となく)

自分はぴょこにんカラーでした。

 

中心にいる金村さんはきらきらしてた。

虹よりずっと綺麗なくらい。

 

バックの空の青とサンタ衣装の赤が対になってすごく映える画になっていた。

そこに輝く会場の虹はさらに綺麗に見える。

配信で見た方がそれがより伝わると思った。

 

 

「みなさんのおかげで忘れられないクリスマスになりました」

 

「虹を渡って会いに行きたいと思います!!」

 

キャプテンが感謝を告げるとともに、最後にその感謝をもう一度、より近くで伝えてくれた。

 

 

 

26. JOYFUL LOVE

 

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前曲からさらに統一された虹を作り上げる。

 

メンバー全員がソリッコに乗ると、本編ラストにして初めて真横の通路を通る。

 

やってきたのは河田さん。

 

近くに来るほど可愛さが増してくる。

 

たくさんのおひさまに笑顔で手を振ってる彼女。

負けじとポカうちわを片手に手を振る。

 

真横に来たソリッコを見上げれば、上には次元の違う可愛い女の子。

距離は1mもなかった。

 

2席ほど後ろに通りすぎたところで、こちらに振り向いた彼女と目が合う。

 

少し驚いた様子でうちわに気付いてくれた後、笑顔で手を振ってくれた。

 

「(かわたさんっっっ!!!! ありがとーーっっ!!!!)」

 

声にならない嬉しさを心で叫んだ。

感謝を伝えに来てくれた彼女にこちらからも目一杯の感謝が生まれた。

写真集買うね。

 

最後はバックステージに一列に並び、クリスマスの夜を美しい虹とともに締め括ってくれた。

 

 

最後の挨拶が終わると全員が集合し、金村さんが映される。

 

ウインク

 

ずるい。

 

ってかあなたウインク上手くなりすぎでしょ!

ついこの前までウインク下手とか言ってたでしょ!

バクステだから会場のモニター越しに見たけど、十分殺傷能力あるんだからね!

上村さんのときはまだ耐えたけど、あなたはもう無理なのよ!?

Gブロックのオタク大丈夫だった? 生きてる? mikutalk 取った?(布教)

 

本当にここで終わっても良いと思った。

あくまで 日向坂46 というアーティストを見に来ていて、その中で推しを見るというスタンスが崩壊しかける。

推しができると沼る理由が改めて分かった。

 

 

開演から立ちっぱなしなのに気がつくとそんな疲れは一切なくなっていた。

それほどの感謝という名のハッピーオーラを届けてくれた 日向坂46 は、やっぱり自分の中で生きがいの一つなんだと改めて感じた。

 

 

 

ENCORE

 

スティックバルーンを鳴らし、もう一度ステージへと上がってきてくれるのを待ち続ける。

 

やがて軽快な音楽に合わせてメインステージにメンバーが現れる。

 

「おひさまとのひなくりしか勝たん!!」

 

かとしの一言でリズムに合わせて歌い出しが始まる。

 

 

 

EN1. 君しか勝たん

 

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アンコールの音楽からの繋げ方がすごく上手いと思った。

バックの映像は大分シンプルだったけど。

 

鳴らし続けたスティックバルーンを今度はリズムに合わせて叩く。

楽しさのパラメータが浅い人なので、毎回普通に楽しい。

曲の中身はどうであれ、このご時世で生まれたファンと作りあげる新しいスタイルはこの曲の良いところの一つだよね。

 

ヒット祈願の影響もあってか、一人ひとりの笑顔がより一段と輝いていた。

 

 

 

MC

 

アンコールのお礼を伝えてくれる。

 

会場を使ったかめはめ波をやりたいとの丹生ちゃん。

ドラゴンボール好きな部分を最近見かけなくなってたのもあって、久々に聞けたこの話題に嬉しくなった。

にっこにこの笑顔でステージ中央に走る。

その姿を見るおみずの心は落ちる寸前です。

 

「オラにちからをわけてくれーー!!」(←鬼可愛い)

 

彼女のかめはめ波とともにぴょこにん色のサイリウムカラーが波のように伝っていく。

途中からスクリーンに映った光景は綺麗だった。

 

 

クリスマスが大好きな上村さん。

お話し中に小さい子を見守るような相槌が聞こえる。

 

「赤ちゃんじゃないです(笑)」

 

いえ、赤ちゃんです。

メッセージでは赤ちゃんみたいな写真が多々送られてきます。

このMCで可愛いと思ったおひさまは今すぐ hinanotalk 取ってください。

 

 

キャプテンの一言で一つの映像が流れると『3回目のひな誕祭』開催が発表された。

 

そしてメンバーの口から発表された開催地は

 

 

 

”東京ドーム”

 

 

 

発表の瞬間、言葉にならない感情が生まれた。

 

涙ぐむかとしと丹生ちゃん。

笑顔の潮さん。

 

この3人が本当に印象的だった。

 

1期生としてひらがな時代からセンターを始め、多くの場面でグループの先頭に立ってきたかとし。

その努力の結晶が最高の舞台で実る瞬間がついに見えた。

彼女の背負ってきたものの大きさを実感した。

 

その感情に何一つ偽りのない丹生ちゃん。

何度も延期されたあの地でのライブがようやく叶う嬉しさ。

誰よりも純粋な喜びと嬉しさに溢れた涙なんじゃないかな。

 

いつもメンバーをグループを支えてきた潮さん。

彼女自身も努力で辿り着く夢にすごく嬉しい感情があると思うけど、その喜びを全て前面に出さず、キャプテンの言葉一つひとつを聞きながら頷く姿はメンバーを見守る優しさに溢れていた。

 

同じ場所で2年越しにサプライズで発表された約束の地。

 

2年前に画面越しで目にしたあの光景。

その2年後、今度は彼女たちの口からその地が発表される瞬間を同じ場所で目にすることができたのは、何ものにも代え難い瞬間になった。

 

キャプテンが話していた当時の不安だった気持ちがこの2年間で自信になったのは、ファンはもちろん、何よりもグループを背負って走り続けた22人の努力があったから。

 

手を伸ばした先にある夢舞台。

何度も何度も霧がかったその地がついに晴れた。

その嬉しさを乗せて最後に全員であの場所を目指した。

 

 

 

EN2. 約束の卵 2020

 

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約束の地が見えた中で歌う光景。

 

2年前と同じだった。

 

その中でも渡邉さん。

感情の整理が追いつかない嬉し涙で歌った二年前。

離れていても全員が揃っている嬉しさに涙した一年前。

 

この日は最後まで笑顔だった。

 

人一倍メンバーをグループを想う気持ちが強い彼女の姿に胸が熱くなった。

 

渡邉さんを含めてこの日は全員が自信に溢れた笑顔だった。

 

その喜びを噛みしめる彼女たちの姿は、おひさまに照らされた夢舞台を誰よりも心から待ち望んでいるものだった。

 

 

 

Ending

 

最高の時間を過ごせて、最高のプレゼントができて嬉しかったと振り返ってくれた。

 

「今日は本当にありがとうございました!!!」

 

最後の挨拶の後に深々とお辞儀をする。

おひさまに手を振りながらメンバーがフェードアウトしていき、特別な夜の幕を閉じた。

 

 

 

 

特徴でもあったファンタジックな物語要素を取り払ったひなくり2021。

 

『キュン』

『ドレミソラシド』

『青春の馬』

 

物語だけでなく、これだけの主要曲たちも組み込まれなかった。

特に キュン と ドレミソラシド をセトリから外したライブは今回が初めて。

 

それなのに今までのライブにも引けを取らない満足感だった。

 

ライブの主軸を担っていた部分が物語から楽曲とメンバー自身のパフォーマンスへと変わり、より 日向坂46 という一アーティストのライブへと進化したと感じた。

 

 

3月。

 

待っててくれるか。

自分の都合を犠牲にしてもそこに行く理由がある。

 

あの場所で夢を叶える22人を見届けたい。

 

そのたった一つの願いを叶えてほしい。

 

日常を彩ってくれた感謝とともに、一番大きくて綺麗な虹でその瞬間を照らすから。



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fin.