しふくのーと

誰も得しない日記

再会



 

Mr.Children 30th Anniversary Tour 半世紀へのエントランス』



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おかえりっっっっっ!!!!!!!!

 

 

ついに

 

ついに

 

このときがやってきた。

 

何日待ったことだろう。

 

何年待ったことだろう。

 

2019年6月2日。

 

この目で見た最後の日。

 

彼らが再開を始める、彼らとの再会となる日が一日でも一秒でも早く来てほしくて、気付けば福岡という地でその日を迎えた。

 

 

 

 

開演前

 

地下鉄に乗りPayPayドーム(いや名前)を目指す。


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駅から遠かった。

福住駅から札幌ドームくらい遠かった。


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ベストアルバムのCMが流れていた。

ドーム前の階段を登る前に聞こえてきたわくわくする音の正体はこれだった。


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グッズ展示。大音量で流れる過去曲。

グッズ列に並ぶたくさんのチルオタを見てライブが帰ってきてくれたことを実感する。


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ツアトラも3年ぶりだね。

アイドルライブにはなかったから久々に見られてすごく嬉しかった。



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ツアトラの向かい側には車で売ってる何たらケバブまであって。

 

そんなことより.........


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な ん で す か こ れ は ! ! !

 

 

たぶんチルオタの92.4%は欲しがってました(おみず調べ)

 

グッズ受け取るときに「これも頼んだやつです!」って言いながら持ち逃げする作戦も思いつきました。

スタッフの女の子がかわいそうだったのでやめました。

 

グッズ化いつですか???

 

 

そんなこんなありましたが、ツアーTシャツに着替えて会場へ。

 

 

 

座席はAAG札幌ドームに続いてまさかまさかのアリーナAブロック。

 

しかも札幌のときは中川さん側だったのが、この日は10m前に田原さんポジション。

 

 

勝 ち ま し た (何 に)

 

 

ちょっとチケットボードさんったら最後に会った沖縄に続いてまた推しの目の前ポジションくれるなんてもうなんて素敵な会社さんなのかしら!!!!!!!!

 

これはもう実質田原さんがおみずを呼んでるってことですよねっっ!!!(幻聴)

 

 

そんな開演前からの気持ちの高まりは会場内のアナウンスまでも、これから始まる夢の空間を歓迎してくれるように聞こえてきた。

 

ちなみに今回も Against All GRAVITY のときと同じく会場内にメンバーセレクトと思われる曲が流れてたんだけど、その中の一曲に Alone Again (Naturally) があって。

 

(これ和寿セレクトやろ)

 

席に着きながら笑ってました。

 

 

開演数分前のアナウンスが終わるとともに、バックグラウンドに美しいバイオリンアレンジの 優しい歌 が流れ、手拍子が会場を包み込む。

 

声が出せたらサビのレスポンスもみんなでできたのかな。

 

そんな少し寂しい気持ちも、これから始まる夢の時間に期待を膨らませた手拍子がかき消してくれた。

 

やがて照明がゆっくりと消えていき、拍手とともに待ち焦がれた時間が始まる。

 

 

 

 

 

01. Opening

 

memories のイントロをSEに、森の中をさまよい歩く男女がスクリーンに映る。

 

(そうきたかーっ)

(それは予想できないぜ和寿)

 

memories を一曲目に持ってくる理由を想像しながら「ねぇ 誰か」の歌い出しを受け止める準備をする。

 

しかしイントロが終わっても声は聞こえず別のSEが流れる。

 

(え、ちがうの?)

 

森の中を歩き続け、やがてあの回転扉越しに出会った男女。

 

目の前に姿はあるのにその存在に触れられない。

変わっていった今の世の中を表しているようにも感じた。

 

 

やがてエントランスタワーが映された後、30年分のジャケットに加えて、これまでのMusic Video、映像化された全てのライブが時系列順にスライドで流れる。

 

Thanksgiving 25 のときはサポートメンバーが奏でるポップな音色で "感謝祭" のツアータイトルに相応しい演出だったけど、この日は少し切ないような、それでいて壮大さが徐々に徐々に増していくSEで、30年という月日で築き上げてきた Mr.Children の全てを表したようだった。

 

壮大な宇宙へと飛び出した回転扉を追うようにJENのカウントが聞こえると、その壮大さを秘めた一曲で記念すべきアニバーサリーライブが幕を開けた。

 

 

 

 

 

02. Brand new planet

 

カラフルな衣装を身にまとったボーカリスト

グレーのTシャツのベーシスト。

赤いベルベット服のギタリスト。

映える白シャツのドラマー。

 

姿が見え、声が聞こえた瞬間、目頭は熱くなり、鳥肌が立った。

 

3年近く待ち続けてきた再会。

 

 

「新しい「欲しい」まで  もうすぐ」

 

 

ライブが発表されて

チケットが当選して

そしてライブ当日を迎えて

 

何日も、何か月も前から準備してきたはずなのに、何よりも欲しがっていた目の前に広がる光景を身も心も受け止めきれなかった。

 

ドームの広い空間に響き渡る4人の音を必死に吸収した。

 

何万もの人たちと同じ時間、同じ空間で音楽をともにする光景と、その音楽を奏でる大好きな人たちの姿に改めて "ライブ" という空間が帰ってきてくれたことを実感した。

 

 

 

「覚えてますかこの感じ!!」

 

「みんなとの再会を首を長くして待ってました!!」

 

アコギで軽快な音を奏でながら、我々と同じくらいに彼らもこの空間を待ち望んでいたことを告げてくれる。

 

もうそんなこと言われたら泣きそうになるじゃん!!!

やめてよね!!!

(たぶん半泣きくらいになってた)

 

軽快なアコギと和寿の合図で、何年経ってもフレッシュさが溢れる一曲が始まる。

 

 

 

 

 

03. youthful days

 

時が経てば曲にも味や芳醇さみたいなものが乗ったりするんだけど、発売から21年が経ってもそれが良い意味で無くて、発売当初の新鮮さみずみずしさがあるんだよね。

(彼等と出会う前で発売当初の新鮮さなんてわかってないんだけど)

 

2曲目にしてジャケットを脱いでる和寿。

 

イントロの田原さんのギターもすっごく大好きなんだけど、それと同じくらい間に聞こえるアコギの音がたまらない。

 

 

「かんぱーーーいっっ!!!」

 

力いっぱい右手を突き上げ、待ち望んでいた再会を祝福する。

 

 

「最高だ福岡ーーーっっ!!!」

 

ここから始まる記念すべきライブ、記念すべき一年を盛大に祝い合った。

 

 

 

 

 

04. 海にて、心は裸になりたがる

 

前回ツアーの本編のトリを飾った一曲で会場のボルテージをさらに上げてくる。

 

 

「心の中で!!!」 「心で叫んで!!!」

 

レスポンスがあるサビのフレーズで声を掛けてくれる。

 

 

「最高だ!! ありがとう福岡!!!」

 

心の叫びに歩み寄ってくれる桜井さんの優しさにまた泣きそうになった。

 

それでも会場の盛り上がりに置いて行かれないよう必死に手拍子で声援を送る。

 

 

ラスサビ前には中川さんのすぐ横(定位置)まで歩いていく和寿。

 

「嫌やつだと...」のところからもうニヤニヤしてる(はい可愛いずるい)

 

 

「ナカケーーッ!!!」

 

叫びを求められる中川さん。

 

ちょっと音外れてて笑っちゃった。

ごめんね。笑

 

 

4人全員が笑顔で演奏していて、曲が終わる頃には声が出せなくても心の叫びで会場が一つになっているのが伝わってきた。

 

 

 

JENのリズミカルなドラムで手拍子を煽る。

 

 

「僕らと皆さんの思い出がたくさん染み込んだ曲です」

 

そう告げるとドラムに合わせたカウントでイントロが始まり、会場の一体感をよりたしかなものにしてきた。

 

 

 

 

 

05. innocent world

 

30周年という記念すべきライブに外すことのできない曲だと思ってた。

 

だからこそイントロが流れた瞬間、嬉しさがいつも以上にこみ上げてきて、彼らにとっても思い出が詰まった曲であることに自然と笑みがこぼれた。

 

 

この日初めてサイドステージの端まで来てくれた田原さん。

 

あのイントロを弾く姿がまた目の前で見られた。

 

(田原さんっっっっ!!!!!!!!!!!!!!!)

 

毎回毎回 目の前に来る度、尊すぎてこの感情以外出てこなくなる。

 

だってあの日本の音楽シーンを彩った代表曲のギターを10m先で弾いてるんだよ?

サビでは左右に揺れる手に合わせてにっこにこの笑顔でギターを振って応えてくれるんだよ?

 

もう何もいらなくない???

 

こんなに好きになっちゃっていいの?状態になりました。

 

 

いつの日も この胸に流れてる メロディー

 

彼らの音楽との出会いから今年で11年。

青春の中に、成長の中にいつも Mr.Children がいてくれた。

大人になり、生まれた地を離れているこの日もまた。

 

まさに思い出が染み込んだ一曲を届けてくれた。

 

 

 

 

 

06. MC

 

「どうもありがとーーー!!!!!」 

 

Mr.Children です!!!!!」

 


(あぁ やっぱり夢じゃないんだ)

 

3年もの間 待ち続けてた光景。

目の前にある彼らの存在がたしかなものであることを告げてくれると、本当に夢のような時間であり、それが現実であることが嬉しくてたまらなかった。

 

 

「みんなの声を出したい気持ちの分まで、僕らが声を出して届けたいと思います」

 

決して一方的になることなく、声が無くても会場にいる全員でライブという空間を作り上げる。

 

海にてのときもそうだったけど、彼らから歩み寄ってくれるようなシーンがライブを通して本当に多かった。

 

声を出して完全燃焼できない我々に少しでも盛り上がってもらおう、少しでもみんなで一緒に楽しもう、そんな寄り添ってくれる優しさに何度も泣きそうになった。

 

そして我々も今できる力いっぱいの拍手で応えることを約束した。

 

 

これまで 219 もの曲を作った Mr.Children

たくさんの曲を選んできたが、この日届けられるのはほんの一部。

 

だからこそ "今日だけのセットリスト" を作ってきてくれたとのこと。

 

一曲一曲を全力で噛み締めて演奏してくれることを誓ってくれた。

 

 

デビュー当時、まだ若かりし頃の彼らは音楽と女性にしか興味がなかったらしい。

(今の若い人たちもそんなものだけどね。笑)

 

そんな痛々しいあの頃に戻って当時の初々しい曲を届けてくれた。

 

 

 

 

 

07. Replay

 

こんなレア曲聴けちゃっていいんですか?

中川さんのオシャなベースライン聴けちゃっていいんですか??(歓喜)

 

歌詞や情景はたしかに今以上に濃い恋を綴った初期の初々しさが残ってるけど、むしろそれが良いみたいなフレーズもいくつかあるから好き。

 

潮風が溜息を空に運ぶ

波音はくちづけの吐息消して

 

後半なんてもろに初期のそれだけど、23歳の歌詞って考えたらもうオシャレじゃない??

少なくとも今23歳のおみずには書けない表現です。

 

 

 

 

 

08. Any

 

Sunny さんが奏でる一番好きなイントロに嬉しさがこみ上げてくる。

 

25周年のときに演奏してくれた中で一番嬉しかった曲。

映像化しないのが残念だったけどその分また聴けることが嬉しかった。

(まだ諦めてないからね?)

 

 

間違った場所にたどり着いても、そこから自由にたどり着きたかった正解を描ける。

 

無限大の正解に溢れた未来。

何度失敗しても正解へ踏み出す一歩を後押ししてくれる人生の応援歌。

 

誰も得しないラジオでもリクエストが多かったのはそれだけこの曲に支えられた人がいた証。

 

12色の心で描く未来は誰一人同じものはなくてそれぞれに彩りがある。

 

 

Mr.Children に支えられていたことを改めて感じた。

 

 

 

 

 

09. MC

 

今 僕のいる場所が 探してたのと違っても
間違いじゃない

 

前曲 Any の歌詞。

マスクをして声が出せないこの光景は、彼らが探していたものではないけれど、決して間違いなんかじゃないとのこと。

 

 

たくさんの温かくて優しい拍手があるから。

 

 

その拍手がたまらなく嬉しいと伝えてくれた。

 

そしてその拍手をより近くで、より全身で受け止めたいとセンターステージへと場所を移す。

 

準備中、いつものように始まるJENのおふざけ。

 

 

......ドコドコドコドコ     ドコドk...

 

 

「いいかな?(笑)」

 

 

和寿の静止が入りました。

 

 

デビューして30年。

嬉しいことや楽しいことがたくさんあったけど、それ以上に言動などを悔やむことの方が多かったとのこと。

 

嫌な思いをさせてしまった人がいるかもしれない。

それでも一緒にいてくれる人がいた。

そんな人の思いも乗せた曲を届けてくれた。

 

 

 

 

 

10. くるみ

 

2016.9.30 虹ツアーの帯広以来の演奏。

当時は日替りの弾き語り曲(原キー)として歌ってくれた。

ちなみに選曲理由は「くるみの日」だったから。

 

当時のMC

「9(く) と 3(み) はわかるじゃん?」


「0 はなんなんだって(笑)」


「あれはくるみの形だそうです」


「丸いから 0 なんだって(笑)」

 

あれから6年も経つんだね(話が逸れました)

 

 

アコギの音から歌い出しが始まる。

 

半音下げなことでより切なさがあって、過去を思い出す歌詞に合っていた。

 

 

時間が何もかも洗い連れ去ってくれれば
生きる事は実に容易い

 

嬉しかったことも、楽しかったことも

悲しかったことも、寂しかったことも

過去が無くなればマイナスからもプラスからも始まることなんてない。

 

0 から生きる事は初めてに溢れていて容易い。

その最たる例が子ども。

 

過去を無かったことにするのはできない。

それでも嫌な事は思い出したくない。

だから良かった事だけ思い出す。

 

過去にしがみつくほど年老いた気持ちになるけど、新しいことに物怖じせず 来る未来に目を向ければ、どんな未来が待っていようと子どものように変わらず胸が踊る。

 

そんなメッセージが半世紀を見据えたツアーの選曲としてすごく相応しいと思った。

 

POPSAURUS 2012 のようなアレンジだったけど、ラスサビで一度アコギだけになったあとバンドが合流するかたちで今までで一番好きなアレンジだった。

 

 

 

 

 

11. S.MC

 

今、彼らの曲、彼らの音を奏でているのは Mr.Children の4人と Sunny さんの合わせて5人。

 

それが "僕ら" となったとき、そこには我々一人ひとりも入っていると言ってくれた。

 

 

 

 

 

12. 僕らの音

 

別れの一言から始まるフレーズ。

物悲しい歌声がより バイバイ という言葉の切なさを強くする。

 

Against All GRAVITY のときに CANDY を演奏したのもあって、もう一度同じセンターステージで同じアルバム曲を演奏するとは思ってもみなかった。

 

一番好きなアルバムの一番好きな曲。

Mr.Children の楽曲の中でもトップ3に入るほど大好きで今回のライブで一番嬉しかった。

 

優しくて切ない歌詞と曲調、寄り添うような歌声、間奏、アウトロ、バンド以外のピアノやバイオリンの音まで全てがたまらなく好き。

 

 

会いたい 会えない 会いたい

 

以前にもライブレポとは別に書いたけど、変わりゆく世の中でこのフレーズが本当に響いた。

 

本来の歌詞の情景とは違うかもしれないけれど、どうしてもそう重ねて聞いていた。

 

"虹" のフレーズがあるサビでは照明が美しい虹色に変わる。

 

 

間違ってなんかない

きっと正解もない

これが僕らの音

 

答えが落ちていない答え探し。

信じた瞬間それが答えになる。

理由なんてなくても自分たちが信じた音はきっと僕らの答えとして誰かに伝わってくれる。

 

そんなメッセージが込められてるんじゃないかな。

 

 

 

 

 

13. SE

 

メンバーがメインステージに戻る暗闇の中、サイドスクリーンに天の川が映し出される。

 

やがてメインのスクリーンに無数の星が映し出されると、その星の光の中で曲が始まる。

 

 

 

 

 

14. タガタメ

 

ご時世上、どうしてもそういう視点になってしまわざるを得なかったけど大丈夫かな。

 

スクリーンには代わり代わり映る世界中の人たちの間に今の象徴するような戦争やデモの光景が広がる。

 

彼らの楽曲の中でもかなり異質な方だけど、それだけメッセージ性も強い一曲。

 

高2の時に参加した未完ツアーのときもかなり心を打たれたけど、それと同じくらい、むしろそれ以上に映像が、曲が、Mr.Children が訴えかけてくるように感じた。

 

ライブ中、右と左のサイドスクリーンは基本的に同じ映像を映してるんだけど、世界中の人がメインステージを向いて立っている映像では右と左で一人ひとりが違う人だった。

 

左の人 右の人

ふとした場所できっと繋がってるから

 

世界中の人たちが回り回って繋がってる。

そんな歌詞に寄り添った映像だったのかな。

 

間奏では熱さを増していく演奏に加えて、海外の道路看板に "STAY HOME" と書かれた映像もあって印象に残った。

 

 

 

SEとともに無数の写真が流れてくる。

 

その写真、フィルムには一つ一つ事実を写した物語が必ずある。

 

 

 

 

 

15. Documentary film

 

SEを背に歌い出しが始まる。

 

いくつもの歯車の中で彼らが映し出される演出はこの日一番の演出だった。

 

 

曲を聴き進めていくほど名曲であることを感じるとともに、改めて日常を慈しむ大切さを教えてくれる。

 

制作期間で桜井さんが死を意識するようになった部分も含まれているけどね。

 

 

ある時は悲しみが

多くのものを奪い去っても

次のシーンを笑って迎えるための

演出だって思えばいい

 

この歌詞にすごく助けられた自分がいる。

 

悲しいことや辛いことがあっても、その分きっと嬉しさや楽しさがやってくる。

 

思うように行かない不条理な世の中がたくさんの日常を奪っていったけど、いつかその日常が帰ってくるとき、失ったときと変わっていなくても慈しんだ分 笑顔になれる。

 

そんな日常が戻るときまで、この曲が持つメッセージは心に存在し続けてくれる。

 

もちろん戻ったあともね。

 

 

 

不気味なSEとともに鼓動を続ける心臓がスクリーン上部に映し出される。

 

田原さんのギターが合流すると不気味さを保ったままイントロが始まる。

 

 

 

 

 

16. DANCING SHOES

 

息を殺してその時を待っている蛇。

スクリーンを大きく移動しても獲物を捕らえるチャンスは来ない。

 

群れを離れ歩いてく蟻。

注目を浴びた分、人間に捕まってしまう。

 

肩を上げ下げする女性。

両手に鎖、両足に重りを着けている。

 

 

サビになると女性は負荷を背負いながらも華麗に踊る。

転んだってステップを踏み続ける。

 

傍から見れば鎖と重りを着けながらも踊ろうとする無様な姿に映るだろう。

 

そんな馬鹿な人には無様な位がちょうど良い。

 

社会を皮肉った歌詞がゾクゾクする映像とともに 昨年の B’z presents UNITE 以上の衝撃を与えてきた。

 

 

 

 

 

17. LOVE はじめました

 

前曲から間髪入れずに始まる。

 

(ケバブだあああああああ!!!!!!) ←

 

まさかの伏線回収。

30周年でやってくれるとは微塵も思ってなかった。

 

すごく聴きたかった曲の一つ。

blood orange ツアーのときの演出が好きすぎてハマってからこの曲の虜になった。

 

しかもこの日はアコギ付き。

 

スクリーンには独特な曲調とともに我々を深い沼へと引き込むような無数の文字が映し出され、両手を突き上げた歌詞に沿ったピースサインでその沼へ引き込まれた合図をステージへ送った。

 

インタビューは昨年の ワン・バイ・ワン・プラス と同じくメッシ。

(久保君はいつかしらね!)

(たぶんこないね!)

(了解!)

 

サビでは顔に熱さを感じるほどの炎の演出で、音とともに会場と和寿のテンションを爆上げした。

 

 

 

 

 

18. フェイク

 

再び前曲から間髪入れずイントロが始まる。

 

(Mステ!! リベンジチャンス!!!)

 

 

間奏では声を出せない我々をさらに煽ってくる。

 

よーし和寿それだけ煽るってことはもちろんお前もやるんだな?

俺らを興奮させてくれるんだよな?

期待していいんだな?

任せたからな?

 

 

 

ただ腰を振り続けるよ

 

 

 

Mステリベンジ、果たせました。

 

 

もう悔いはありません。

ありがとうございました(?)

 

 

 

 

 

19. Worlds end

 

3曲続けてたたみ掛けてくる。

 

重力と呼吸、Against All GRAVITY で核を担ったと言っても過言ではない一曲が30周年でも繋ぎとして大事な部分を担ってくれた。

 

 

スクリーンには世界各地の果てが映し出される。

 

どんな世界の果てへも

この確かな思いを連れて

 

"確かな思い" って抽象的な表現だけど、Against All GRAVITY のときはそこに大きな意味を持ってたよね(抽象的)

 

 

「連れてくぞ福岡ーーーーっっ!!!!!」

 

その思いとともに我々を彼らが作り出す世界へといざなってくれた。

 

アウトロではファルセットを絡めながら最後はボーカリストの魂の叫びが響き渡った。

 

 

 

 

 

20. MC

 

「楽しんでますか福岡!!!」

 

桜色の衣装に着替えた和寿の声に会場全体が拍手で応える。

 

「でも絶対俺らの方が楽しんでる(笑)」

 

 

「ずっとずっとこの時を待ってた」

 

 

ほらまた泣きそうになること言う。

 

この一言が何よりも嬉しかった。

 

ツアーの詳細とともに発表されたコメント。


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"再会を、再開を楽しみにしています"

 

ファンの我々もものすごく待ち望んでいたけど、それ以上に彼らがその時を求めていたんだなって。

 

 

本当に、本当に、ありがとう。

 

 

 

「思い出や記憶を吸い込んで大きい歌になってほしい」

 

一人ひとりの物語が染み込んだ30年の中で生まれた曲たち。

 

これから聴いてもらう曲も同じようになっていってほしい。

そんな願いを込めた新曲がファンを前に初めて披露される。

 

 

 

 

 

21. 永遠

 

スクリーンに大きな桜の木が映し出されると、冒頭の歌詞を表すように満開の桜が風に揺られる。

 

曲全体で終始美しさが見えながらラスサビでより壮大になり、曲としてのドラマ性や世界観を作り上げるストリングス。

 

そして小林さんが作り上げる綺麗なピアノ進行とアレンジ。

 

今回それを奏でたのは Sunny さんだったけど、会場に響く音は音源をそのまま乗り移したように美しかった。

 

 

冗談が過ぎる

たとえ神様であっても

死ぬまで許さない

 

"時は行き過ぎる" と掛けながらも Starting Over の冒頭のような耳に残る強いフレーズ。

 

重力と呼吸のインタビューで、意図的に淡白な表現にしている部分もあることを語っていて 当時は少し残念に思ったんたけど、この曲の聴いたときそれが一切なくなった。

 

歌い手の想いについていけなくなった現代の想像力の浅いリスナーにも、これだけ寄り添って伝えたい想いを表現してくれる桜井和寿は本当に凄いと感じた。

 

 

90年代と比べて音楽ジャンルはより豊かになったしYouTubeやサブスクでより手軽で身近なものになった。

 

すごく良いことだと思うけど、その分 ジャケットを見て、CDを買って、歌詞カードを見て ... っていう音楽と正面的に向き合う人が減ってしまったようにも感じる。

 

98年生まれの奴が90年代を経験してないだろってね。

また話が逸れたね(このお話はまたどこかで)

 

 

『レンズの先に写る永遠ではない一瞬一瞬の表情や仕草が、存在がなくなった今となって心の中で強く永遠に生き続ける』

 

"かつてここにいた君"

"今ここにはいない君"

 

対極する過去と現在を "今もこれから先も自分の中に生き続ける永遠の存在" として一つに描いた歌詞が本当に凄いと思った。

 

以前と表現方法を変えても、物語に寄り添った想いが伝わってくるまさに名曲だった。

 

 

 

 

 

22. others

 

深夜に灯るほんのりと明るい照明の中で歌うような演出。

 

曲の後半にはスクリーンにいくつもの真夜中の都市ビルが映し出される。

 

ドーム独特の声や音の響きがお酒のような余韻となって暗い静寂の空間を包み込んだ。

 

いつか音の良いホールでも聴けたらいいな。

 

 

 

 

 

23. Tomorrow never knows

 

イントロで思わず漏れる声。

それは他の人も同じで会場全体がどよめいた。

 

この日一番と言ってもいい手拍子。

 

Against All GRAVITY のときにも書いたけどこの日もやっぱり一番を完璧に歌い上げてくる。

 

決して簡単じゃない曲なはずだけど毎回クオリティが高すぎてこの一曲だけでもお金を払う価値がある。

それくらいの完成度。

 

ラスサビの崖と海の映像は今回も新しくなっていて、どんな明日が待っているかわからなくても明るい開けた明日を期待させてくれるような壮大な演出だった。

 

 

 

 

 

24. Printing

 

(え!?!? あれやるの!?!?!?)

 

声が出せないライブでやるのは少し予想外だった。

 

そんな甘い考えを良い意味で裏切ってくる。

 

 

 

 

 

25. Dance Dance Dance

 

「福岡ーーーーっっ!!!!!」

 

叫びとともに走り出す和寿。

 

 

「もっと(心の中で)叫んで!!!」

 

出せない声の分まで必死に心の中で叫び、手を身体を上下左右に振った。

 

何万人ものダンスで会場が興奮に包まれた。

 

 

 

「楽しんでますか!!!」

 

「その姿もっと見せてくれない???」

 

その問いかけの背で鳴るドラムロールはポップなリズムを刻んでいる。

 

そのドラムに合流するピアノ、ギター、ベース、そして手拍子がやがて一体となり、キラキラと輝くイントロでアニバーサリーライブのクライマックスを迎える。

 

 

 

 

 

26. エソラ

 

Thanksgiving 25 と似た流れだけど、逆に言えば記念ライブの終盤にアルバム曲を続けてたたみ掛けてこれる曲のストックが凄すぎる。

 

Aメロでこの日初めてこちら側にやってきてくれた中川さん。

 

(中川さんっっっっ!!!!!!!!!!!!!!!)

 

どこかで見た感情なのはノータッチね?

 

ベースなので田原さんと違って手を振ってくれるタイミングはなかったけど、再開、再会を楽しんでる笑顔を見ることができた。

 

 

メロディーラインが放ったカラフルな魔法のフレーズ

輝きを撒き散らしては僕らに夢を見せる

 

モノクロだった3年分の思い出を全て色付けてくれるようなこの時間。

今ここで彼らが撒き散らしている彩りで夢のような時間を見せてくれる。

 

そんな彩りある音楽がいつか必ず鳴りやむとわかっていても、限りある時間の中で体験できる夢や希望を求めて今日を生き続ける。

 

 

音楽、そしてライブがこの曲を通して改めて生きがいであると感じた。

 

 

アウトロの最後には花道のスピーカーを使って大ジャンプする和寿。

 

未完ツアーの innocent world より跳んでました。

客席もこの日一番驚いてました。

「すげぇ......」って声も聞こえてきました。

 

 

えっと、52歳ですよね?????

 

2時間以上歌ってきましたよね?????

 

 

 

ど ん だ け 元 気 な ん で す か

 

 

 

半世紀を生きた桜井和寿に "衰え" という言葉は程遠かった。

 

曲と同じくいつまでもキラキラと輝く姿がそこにあった。

 

 

次こそみんなで Oh Rock me baby tonight やろうね!!!

 

 

 

 

 

27. S.MC

 

「どーもありがとーーーーー!!!!!」

 

「あったけーーーーー!!!!!」

 

鳴り止まない情熱と祝福を乗せた拍手。

 

最後にその盛大な拍手にこの曲で応えさせてほしいと Sunny さんのピアノから歌い出しが始まる。

 

 

 

 

 

28. GIFT

 

「い〜ちばん  ひk れ〜いn... ごめんもっかいやらせて!」

 

(は!?!?  え!?!? なにこのスペイベ!!!!)

 

 

(かわいすぎるんですけどっっっ!!!!!)

 

 

しちゃいけないところで歌詞ミスする和寿。

 

会場が笑いに包まれました。

 

 

「もう一回やるよ(汗)」

 

ちょっと焦ってて可愛かったです。

 

 

_________ TAKE 2 _________

 

"イメージしながら" のところで「いつも」「今日も」と POPSAURUS 2012 の ラララ のようにアレンジしてくる。

 

曲の途中に感極まる桜井さん。

 

25周年のときも「この曲だけは外すことができない」と言っていたように、やっぱり彼らにとって本当に特別な曲なんだなと思った。

 

オリンピック主題歌としての特別さではなく、Mr.Children とファンを繋ぐ感謝の架け橋のような特別さ。

 

そしてやっぱり再開、再会を心から嬉しく思ってくれてるんだと震える歌声と表情から伝わってきた。

 

 

今 君に贈るよ  気に入るかな?  受け取ってよ 
君とだから探せたよ  僕の方こそありがとう

 

彼らだけではたどり着くことができなかった "一番きれいな色"

 

30年という月日が経ってもそばにいてくれるファン。

記念すべき年のライブでドーム一面に埋まるファン。

 

そんな彼らから我々への感謝であり、最高のGIFTを届けてくれた。

 

 

 

 

声が出せない中、これほどまでに満足するとは思っていなかった。

 

 

いつも我々の想像を超えてくる Mr.Children

 

 

半世紀を生き抜き、デビュー30年を迎えるバンドの進化はとどまることを知らず、これから10年先も20年先も新しい扉をノックし続ける力強さをそこに感じた。

 

 

 

 

 

29. Encore

 

(あぁ やっぱり...)

 

スマホライトはすごかった。

(綺麗とかの意味じゃなくて)

 

Thanksgiving 25 や Against All GRAVITY の札幌ドームに匹敵するくらい。

 

今やスマホライトが禁止なことすら知らない若い人もいるらしい。

 

まあファン層の若いアイドルのライブでも、会場の写真上げる人がこちらの界隈とは比べ物にならないくらいたくさんいるし、"若者 = マナーが悪い" みたいに思われても仕方ないのかな。

 

いい迷惑だけどね(23歳 男性)

 

開演前のアナウンスでもサイリウムだめって言ってるんだけどね。

スマホライトも併せて言ってくれるといいなぁって。

(なおこの問題は2日目に和寿が解決した模様)

 

それでもスタンドからはたくさんの手拍子が聞こえてきたし、「もう一度音楽を聴きたい!」というアンコールの本質は失われていなくて安心した。

(アリーナもっと拍手してよね!!!!!)

 

 

 

「どーもありがとーーー!!!!!」

 

改めて感謝の意を表し、拍手で迎える。

 

Mr.Children です!!!」

 

と言いながらも出てきたのは和寿一人。

 

 

ロンドンで行う SOUNDTRACKS のレコーディングのために通っていた英会話教室でわかったことがあるという。

 

 

”You”

意味:あなた。あなたがた

 

↑これらしいです。

 

 

おいおい義務教育()

 

 

でも和寿が子どもの頃って英語は必須科目じゃなかったのかな?

あ、ごめん、今でも子どもだった←

 

 

ここにいるあなた、あなたがた。

ここにいないあなた、あなたがた。

 

そんな多くの あなた に向けた曲を届けてくれた。

 

 

 

 

 

30. Your Song

 

まさかのアコースティックバージョン。

 

原曲とはまた違った温かさがあった。

 

 

君と僕が重ねてきた  歩んできた  たくさんの日々は

今となれば  この命よりも  失い難い宝物

 

30年という日々を積み上げられたことへの感謝のように聞こえた。

 

 

ふとした瞬間に同じこと考えてたりして

また時には同じ歌を口ずさんでたりして

そんな偶然が今日の僕には何よりも大きな意味を持ってる

 

同じ考えを持ったあなたがいる。

ただの偶然なんかじゃなくて、あなただからこそ生まれた偶然。

あなたじゃなかったら生まれていなかった。

 

そんな奇跡のような出会いと存在に "君じゃなきゃ" という言葉で感謝を伝える。

 

You (あなたがた) の存在に感謝を込めて歌ってくれたのが伝わってきた。

 

 

 

 

 

31. MC

 

メンバーと Sunny さんが再度登場し、メンバー紹介。

 

JEN

「俺から言わせれば30周年は29周年の次だ!(イケボ)」

 

イケボなわりに言ってることが当たり前なのは突っ込まないけど、30周年もあくまで通過点であって、しっかりと半世紀を見据えてることが伝わってきて嬉しかった。

 

 

中川さん

「こんばんはー」

 

(え!?!?  中川さんのお声聞けるの!?!?!?)

 

興奮でいっぱいでした。

現地で声を聞くのは未完ツアー以来7年ぶり。

すごく嬉しかった。

 

「デビューして30年が経ちました。.........まだ経ってねぇか」

 

この緩さ、たまらん(尊)

 

 

「デビューして初めての全国ツアーが福岡、初めてのドームツアーも福岡、そして30周年の初日も福岡で迎えられることがすごく嬉しいです」

 

「また新しいドアを開けていければと思います」

 

福岡という地への感謝と、彼もまた、先を見据えた一言を添えてくれた。

 

 

田原さん

「こんばんは」

 

同じく7年ぶりです。

興奮を越えていて感情は覚えていません。

それでも何とか彼の喋った言葉を必死に覚えておきました。

 

 

「今日はたくさんの曲を届けましたが、それぞれの曲にみんなそれぞれの想いが乗っていて、キラキラと輝いていて綺麗でした」

 

「みんなの生活に少しでも近づけるような音を出せればと思ってます」

 

「これからもよろしく」

 

彼の意思、信念、想い っていうものは Mr.Children としての中枢を担っているようなものが本当に多くて。

 

この日の言葉も聞いてもそうだった。

 

他にもコロナ禍で何が出来るかを考えて 誰も得しないラジオ を再開してくれたり、桜井さんの声が出ずライブが中断となったときには、再開してほしいお客さんへ Mr.Children を守るために必死に説明してくれた。

 

表立っては目立たないような存在でも、バンドの方向性を指し示す姿や心からファンを想ってくれる姿勢が本当に本当に大好き。

 

 

3人に共通していたことは30周年のその先を見据えていたこと。

 

 

『半世紀へのエントランス』

 

まさにそこまで音を鳴らし続けようとする Mr.Children

 

あぁ、やっぱり完成されないバンドなんだなって。

 

「あぁ俺ら、まだまだ出来る!って感覚、感触を残して最後を終えたい」

 

3年前の沖縄で口にしていた思い。

 

そこからコロナ渦というブランクを挟んで迎えた再会、再開の時間のこの日、その感覚、感触が変わらず先を見据えた彼らに残っていたように感じた。

 

まだまだ可能性を秘めた未完の彼らが、30年を祝福しようとする我々に これほどまでにわくわくとしたものをくれる。

 

これからも身を委ねてついていくことを誓った。

 

 

「30年を過ぎても、生き生きと音を鳴らしていくんだ、鳴らしていかなくちゃと自身を激励するように」

 

「不条理な2年間だったけど、ここから強くたくましく生きていけるように」

 

 

そんなメッセージをタイトルにも込めて最後の曲を届けてくれた。

 

 

 

 

 

32. 生きろ

 

ピアノの伴奏で静かに始まる歌い出し。

 

サビからではなく、サビの中で徐々に壮大になっていく曲調。

 

「追いかけろ」「問いかけろ」「水掛け論」

 

その中で韻を踏みながらも、強くたくましく生きようとする力強さが伝わってきた。

 

 

思いきり笑えるその日が来るまで

 

 

一番印象に残ったサビの最後のフレーズ。

気付いたら目頭が熱くなっていた。

 

 

『今はマスクをして声を出せないけれど、思いっきり叫んで、思いっきり泣いて、思いっきり笑えるその日まで、力強く生きるんだ』

 

我々へのメッセージでもあるように感じた。

 

 

30年を迎えてもなお、先を見据え続けて歩き出す。

 

そんな新たな Mr.Children の出発を見届け、再会、再開のアニバーサリーライブは幕を閉じた。

 

 

 

 

 

33. Ending

 

「みんなのおかげで最高の初日を、一日を迎えることができました」

 

改めて感謝を伝えてくれると、優しい歌 をバックに4人でサイドステージの端まで足を運んでくれた。

 

途中で流れるサビのレスポンス部分で 全身を使って両手を突き上げてくれるJEN。

 

(JEN!!!) (ありがとーーーっっ!!!)

 

こちらも突き上げたままの両手で目一杯手を振った。

 

 

最後にはステージ中央で4人が笑顔で肩を組んでお辞儀をしてくれる。

 

やっぱり一番好きな瞬間だなって。

 

 

4人の絆が見えるとき、いつも全員の子どものような笑顔がある。

 

その笑顔は彼らが奏でる音楽と同じくらい自分の日常を支えてくれた宝物。

 

そんな宝物が今もこれからも存在し続けてくれることに本当に感謝しかなかった。

 

 

「規制退場で待ってもらうかもしれないけど、今日のライブを、楽しいことをたくさん思い出して待っててください!」

 

最後まで気にかけてくれる桜井さん。

 

また泣きそうになった。

 

この一日でたくさんの優しさを振りまいてくれたおかげで、声が出せなくても本当に素晴らしいライブになってくれた。

 

 

日常を支えてきてくれたことへの感謝を伝えて、その感謝が数倍にもなって返ってきてくれてまた日常を支えてくれる。


3年前の言葉だけどやっぱりライブってそんな場所な気がする。

 

 

日常がこの2年間で不条理になっていって、より音楽に支えられる時間が増えた分、その感謝は伝えても伝えきれなかった。

 

それなのに彼らからは25周年のとき以上の感謝を受け取った。

 

 

まだ思うようにいかない、声の出せない時間が続いているけれど、

いつか必ず戻ってくるその時のために、目一杯の声と笑顔で今回寄り添ってくれた優しさも含めた感謝を伝えれられるよう準備しておかないとね。

 

 

 

思いきり笑えるその日が来るまで。

 

 

 


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fin.

 

 

 

優しさの陽だまり

 

 

 

ひな誕祭のライブレポを書いてた手が止まった。

 

気持ちが追いつかなかった。

 

この目で見た数日前に夢を叶えた子がグループからいなくなる。

 

信じたくなかった。目を背けたかった。

 

誰よりも周りが見えて

誰よりもグループ想いで

誰よりもメンバー想いで

 

文字では自分の気持ちを整理して表現してるけど、それ以上の熱い気持ちがあるのは彼女の姿を見て伝わってくる。

 

 

「もし仲間が倒れた時は僕が背負うから」

 

彼女が一番好きな歌詞。

 

約束の地が見えた ひなくり2019。

涙を流しながらこのフレーズを歌っていた瞬間は今でも忘れない。

 

宮田さんが影ナレで参加となった ひなくり2020。

「離れているけど22人全員が揃っていることが本当に嬉しかった」

当たり前の日常がなくなったこと、松田さんの復帰、涙ぐんで言葉に詰まりながら伝えてくれた想いはあの日一番心に響いた。

 

自ら約束の地を発表できた ひなくり2021。

嬉しさに満ちた笑顔で歌っていた姿は希望に溢れていた。

 

そして約束の地で迎えた3回目のひな誕祭。

濱岸さんがあの地に立てないと知ったとき、崩れ落ちて涙する姿を見て目頭が熱くなった。

 

 

松田さんのときも、小坂さんのときも、濱岸さんのときも、自身が大好きな歌詞を見えるところ、見えないところで体現してくれた。

 

ひらがな時代も先頭に立って2期生だけでなくけやき坂46を引っ張ってきてくれた。

 

メンバーを想いながらも自分自身の位置を全うする。

背負ってきたものはすごく多くて大きかったはず。

 

大変さや辛さはメンバーや彼女自身にしかわからないけど、それを乗り越えてきてる彼女はすごく強い子だよね。

 

 

 

「全員のことが見える位置」

 

 

加入前からアイドルが好きな子だし、最後のポジションはそんな子らしい思いなのかなって思ったけど、

「共に成長した21人の姿、夢を叶えてより大きくなった日向坂46の姿を見届けて旅立ちたい」

そんな思いでもあるのかなって。

やっぱり最後までメンバーを想ってグループを想ってくれてる気がする。

 

もちろん自身の努力もしてきたと思うけど、やっぱり心からメンバーを想って支えてあげる姿が脳裏に焼き付いてる。

 

ごめんね。

でもそれだけ強くて優しい子だと思ってる。

周りを見て機転を利かせられる頼もしい姿が多く映るけど、それ以上に人を想って支えてあげられる優しさが彼女の一番好きなところだから。

 

 

 

人として尊敬する大好きな子。

 

 

たくさんの人を支えてくれた優しさが

これからの彼女の未来に実ってほしい。

 

 

日向から新たな陽だまりが生まれる 。

 

 

そんな未来が待ってると思うと彼女が言ったとおり前向きになれるね。

 

 

寂しいけれど笑顔で見送ろうよ。

数日前に夢舞台で歌った 日向坂 みたいに。

 

 

日向坂46を卒業しても どこまでも太陽に続く道 は変わらず歩き続けてくれるから。

 

 


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fin.

 

 

 

笑える日々

 

 

前年から続く制限のかかった一年。

 

それでも少しずつ日常が戻ってきた。

 

止まった時計の針が動き出したような。

 

あれ、どこかで見たような。

 

その中で今年はどんな記憶を得られただろう。

昨年願った "直接吸収できる記憶" はどれほど心を埋めただろう。 

 

 

心の中に存在し続ける時間を振り返っていきます。

 

 

 

 

 

1月

 

金村美玖さん、才能開花

 

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眩しくて綺麗で苦しくなって(ん?)

自ら志願して結果を残す彼女の勇気と努力にこの子を応援していて本当に良かったと思いました。

ちなみにあの方風に叫んだら SUNNY さんに見つかりました。

 

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Bank Band 新曲匂わせ

 

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一部界隈で話題になったアーティスト乗っ取り被害。

その火種がしれっと Bank Band にも飛び移ってました。

少し聞いてみたけど全くの無音。

ヒカリノアトリエ の Secret Track くらいになら入れてあげてもいいよ?

 

 

 

 

 

2月

 

「誰も得しないラジオ(仮)」更新

(仮) の名前付きで9年ぶりの更新。

(※昨年の和寿の弾き語りを除く)

ついについに田原さんがラジオ初参加。

普段は寡黙でも音楽への情熱は熱い男が、このゆるゆるなラジオで笑いながら話してくれる。

好きにならないわけがない。

ここから奇跡的な頻度でラジオが更新されていきます。

 

 

ダイパリメイク 発売決定

15年ぶりに青春の思い出が帰ってくる。

ダイパキッズのおみずは歓喜でした。

来年発売のアルセウスもめちゃんこ楽しみです。

 

 

 

 

 

3月

 

かずとしっっ!!お誕生日!!!

ダイアリーの4人全員が最高の笑顔で「これなんだよな」「だから大好きなんだな」ってなりました。

 

 

音楽の日 3.11」放送

10年という月日が経った牡鹿半島での『花の匂い』

多くの人の心を揺り動かす一曲でした。

最後の to U はもう ap bank fes '21 でした。

 

 

「春の大ユニット祭り」「2回目のひな誕祭」開催


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推し2人の線香花火が聞けただけで幸せでした。

決して捕まえることの出来ない光でした(?)

次は富田さんも一緒に。

目の前にファンがいる嬉しさに涙していた ドレミソラシド 忘れません。

 

 

 

 

 

 

4月

 

伊藤大海選手、プロ初勝利

北の大地が生んだ世界を相手に戦えるルーキー。

先輩方に幾度となく勝ちを消されながらもついに掴み取った初勝利。

ここからエース級の活躍が始まります。

 

 

松田好花さん! お誕生日!!

復帰からたくさんの場所で見せてくれたその姿。

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努力とその笑顔が大好きです。

 

 

 

 

 

5月

 

Mr.Children デビュー29周年!

「おめでとう」

それだけ。

多くは言わない。

だって来年はついに......!!!

 

 

「重力と呼吸 in TAIPEI」YouTubeにて公開

 

 

これ無料なんですか??

普通に1万円くらいお金払いますけど???

Tomorrow never knows はたぶんここ10年で一番声出てます。

その地の言葉で挨拶するメンバーがすごく良いなと思いました。

デビュー記念日に素敵なプレゼントを貰いました。

 

 

桜井和寿 × 稲葉浩志 “Vocalist対談” 公開

 

 

日米首脳会談なんかより重大イベントです。

日本の音楽シーンを彩った伝説的アーティストの2人が謙遜しながら2時間近く話してます。

まだ見てない方がいたら見てください。義務です。

 

 

『世界には Thank you!が溢れている』公開

 

 

可愛さ910点満点です。

ちなみに Music Video の監督は SignHANABI を撮られた大喜多正毅さんです。

 

 

「日比谷音楽祭2021」開催

中止となってしまった昨年から今年は無観客ながら開催。

夜空に響く生田さんの 君の名は希望櫻井和寿の 彩り が画面越しでもその綺麗な音が伝わってきました。

 

 

 

 

 

6月

 

NHK 歌謡スクランブル Mr.Children作品集

"ラジオで聴くMr.Children"

CDで聴くのとはまた違う良さがある。

この良さどうか届いてくれるといいな君の分かんないt

 

 

ハム、単独Bクラス

パ・リーグの借金をすべて背負い、順位表の一番下にいる北の草野球チーム。

のちに大きな問題となるチーム内の雰囲気も悪かったんですけどね。

 

 

 

 

 

7月

 

「W-KEYAKI FES 2021」開催

欅共和国以来の合同ライブ。

夏の野外ライブってやっぱり良いなって。

そろそろ前みたいに北海道の野外にも来てくれても良いんですよ??

岩見沢、空けときますね(春日vo.)

 

 

音更、池田へ

 

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リアルに切り取ってきました。

37℃とかいう暑さは北の大地か疑いましたけどね。

 

 

 

北竜、羽幌、稚内富良野

いつから旅人になったっけ。

数え切れぬ絶望とか味わってないよ?

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何もない。それが良い。

誰も得しない写真部の活動報告でした。

 

 

 

東京オリンピック」開催

こんな状況下じゃなかったらきっとチケット取って会場まで足を運んでたと思う。

やっぱりスポーツは大好きだから。

野球とソフトボールの金メダル熱かったです。f:id:thrsyr24:20211231104708j:image

また夏が終わるピクトグラムも良かったですね(?)

 

 

 

 

 

8月

 

『夏嵐』公開

 

 

Music Video には金村さん。

他のアーティストにも認められたその表現力が詰まってます。

ぜひ見てあげてください。

 

 

中川さんっっ!! お誕生日!!

今年は絶好調だった虎さん。

同い年の佐藤輝明選手とかすごかったよね。

いつか一緒に甲子園で応援しようね()

 

 

「ワン・バイ・ワン・プラス ~10年目のフレームより~」開催

ピアノやバイオリン主体のアレンジの Worlds end や LOVE はじめました が良かったです。

震災から10年を迎えた石巻で歌われる かぞえうた は、以前よりも寄り添って歌ってくれているように感じました。

 

 

 

 

 

9月

 

金村美玖さん! お誕生日!!

スプレーアート、MV出演、センター抜擢と多彩な表現力をより多くの場所で発揮した一年。

結果だけでなく、努力で駆け上がったその道のりも勇気と希望をくれる。

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ずっとずっと大好きです。

 

 

『ってか』公開

 

 

かっこよさ美しさに溢れる表題曲。

センターで輝く金村さん。

待ち望んだその光景にただただ嬉しくなりました。

 

 

 

 

「全国おひさま化計画2021 in 広島」参戦

 

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ライブ!!!

おかえり!!!!!

 

ついに帰ってきたこの時間。

当選しながらも中止となった昨年のツアーのリベンジを果たすべく、中国地方へ足を運びました。

やっぱり何よりもの生きがいだと感じました。

この目で見る金村さんは本当に素晴らしかったです。

そしてあの子に落とされました。

●🔻● ←あの子

 

 

 

 

B’z presents UNITE #01」開催

 

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B’z × Mr.Children

 

こんな伝説のライブある??

5月の対談を越えてくるそれ。

広島の帰りに当日券が当たっていたら参戦してました。

円盤化いつですか。

 

 

田原さんっっ!! お誕生日!!

主役以上に中川さんの佇まいがただただ可愛いです(ダイアリー)

今年もどんなものより一番おめでとうの気持ちを捧げました。おそらく来年もそうなります。

 

 

 

 

 

10月

 

Bank Band 新アルバム『志沿逢奏4』発売

宮本浩次との新曲はもちろん、過去の ap bank でコラボした曲まで収録されているベスト盤。

小田和正ASKA との曲だけでも強すぎです。

 

 

ap bank fes '21 online in KURKKU FIELDS」開催

今年はオンラインでの開催。

涼しい大自然の中で奏でられる音が、優しい心地良さのある空間を作っていました。

 

 

「全国おひさま化計画2021 in 宮城」参戦

 

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まさかまさかの2回戦。

数日前に当選した驚きと、もう一度彼女たちに会える喜びで溢れました。

初めての船旅も楽しかったです。

 

ツアーを終えてからの渡邉さんの言葉が素敵でした。

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"新庄 BIGBOSS" 監督就任

これほどまでに楽しみな監督は初めて。

来年、そして新球場の再来年、現地に行くことを誓いました。

新しい野球、期待してます。

 

 

 

 

 

11月

 

鈴木さんっっ!! お誕生日!!

久々に見たそのTシャツ(ダイアリー)

レコーディングの様子まで伝わってきて楽しみです。

 

 

ダイパリメイク 発売


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あの頃に戻った気持ちになりました。

バグ多すぎたけど。

そしてこの子も新しい旅を始めていました。

__________________

おさかな  がんばれ

じかんが  あるとき  たまに  みにいくね

──────────────────

むてきまるちゃんねる -Mutekimaru Channel-

 

 

 

 

 

12月

 

「ひなくり2021」参戦

 

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念願のクリスマスライブ。

クリスマス&誕生日プレゼントとして彼女たちに会える3度目の機会を用意してくれました。

止まった針が動き出す瞬間に立ち会えたことがすごくすごく嬉しかったです。

 

「一緒に行こう約束の彼の地」

 

 

 

 

 

 

当たり前に感謝した昨年。

 

今年もそれは変わらなった。

 

むしろ少しずつ戻ってきた日常に告げた感謝は昨年以上かもしれない。

 

一緒に笑って

一緒に泣いて

一緒に過ごして

 

誰かと一緒に共有するその時間は、やっぱり心の中に残って支えてくれるものになった。

 

"日常が存在する中での非日常の体験"

 

昨年願ったこの体験を今年は様々な場所ですることができた。

その体験に必ずあった喜びや嬉しさは来年、新たな非日常とともにさらにやってくるはず。

 

待ち受ける記念すべき瞬間を目に心に焼きつけられるようにしっかり準備しなきゃね。

 

 

2021年もありがとうございました。

 

 

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fin.

 

 

 

 

 

 

決心の場所

 

 

『ひなくり2021』

 

2年ぶりに有観客での開催となったひなくり。

ありがたいことに席を用意していただき、今年は同じ空間で過ごす素敵なクリスマスプレゼントと誕生日プレゼントを貰いました。

 

9月からの4か月で3度もライブに参戦できる。

こんなにも幸せな非日常はありません。

だからこそほんの数時間という短い時間にありったけの感謝を告げました。

 

有観客でありながらも配信で観た2年前。

 

当時から応援していたとはいえ、観る前までは

「アイドルのライブに内地まで足を運ぶのは」

「北海道に来たら応募しよう」

なんて考えだった。

 

それを変えてきたあの時間とあの場所。

 

2年越しに約束の地が発表された思い出のこの場所に足を運べたことがすごく嬉しかった。

 

 

 

そして今回もフォロワーさんともお会いすることができて。

広島でお会いした方や初めてお会いする方など、短い時間だったけど、多くの方とお話できて楽しかった。

素敵なギフトもいただけて旅の嬉しい思い出です。

 

 

 

開演前

 

会場に入ると両サイドにひなくり2021のロゴ。

 

座席はB5ブロックの通路の真横。

(トロッコ通ったらすごい近いんだろうなあ)

なんて淡い期待を寄せる。

 

 

影ナレは髙橋さんと上村さん。

 

全ツで釣られた新しい推しの声。

開演前の小さなクリスマスプレゼントのようだった。

 

スクリーンに映像が映し出されるとともに、特別な夜の始まりを告げる音が鳴り響く。

 

 

 

00. Overture

 

空色に染まったいくつものペンライトが音楽に合わせて揺れ動く。

昨年のひなくりの映像が映し出され、メンバー紹介へと入ると、より統一感ある空色の期待がその空間を埋め尽くしていった。

 

スモークに映し出される彼女たちのシルエット。

最後のカウントを終えるとその姿が現れた。

 

 

 

01. アディショナルタイム

 

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タイトルからして予想できない一曲目。

一昨年(キュン)、昨年(NO WAR in the future 2020)から変わってクールな一曲がクリスマスライブのオープニングを飾ってくれた。

 

イントロとともに階段のセットを降りて位置に着き、エレキギターに合わせたダンスで一曲目から会場のおひさまを彼女たちの空間へといざなう。

 

"時間" をテイストとしたスクリーンの映像が加わり、ミニライブからより壮大に仕上がったパフォーマンスだった。

 

特に会場で見るこのスクリーンの演出がこの日一曲目にして一番だった。

 

あの映像単体でも もう一回見たい。

それほど素晴らしかった。

そんな演出もあり、今年の楽曲ベスト3入り決定です。

 

 

ステージ上に吊らされたメンバー分のボックスが降りてくる。

一列に並んだボックス内にメンバーが入ると、前曲からのクールな雰囲気をさらに深くした一曲が始まる。

 

 

 

02. 膨大な夢に押し潰されて

 

一人ひとりが電飾の施されたボックスの中で踊る演出。

個人的に全ツのときより好き。

 

歌唱パート以外で暗闇の中 待機する姿を見られるのも会場ならではだと感じた。

 

かとしの歌声が美しい。やっぱり一番好きかも。

中央の金村さんより、さらに近くで見ることができたのは松田さん。

 

 

可愛すぎん?

 

 

踊ってる姿はもちろん、表情も全ツより近くで見られたことでその可愛さに見惚れていた。

 

 

 

03. ソンナコトナイヨ

 

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前曲から間髪入れず、さらに追い打ちをかけるようにドラムリードからイントロが流れる。

 

2番サビのライブVer.の振りの中央にいる金村さんと東村さん。

フォロワーさんの影響もあるけど、ライブの中でこの2人の関係性がさらに好きになる瞬間でもあって。

 

激しい振りの中でも聞こえてくるメンバーの歌声が彼女たちのタフさを表していた。

 

 

 

04. MC

 

「メリークリスマス!!!」

 

一列に並んだメンバーが特別な夜をお祝いしてくれる。

 

「クリスマスイブに ... イブじゃないわ(焦)」

こういうところがかとしっぽいよね(好き)

 

「世界で一番幸せな空間にしましょう!!!」

「最高に楽しいクリスマスにしましょう!!!」

 

きくとしがさらに会場を盛り上げてくれると、クリスマスの音楽とともにプレゼントの入った大きな靴が降りてくる。

 

靴に開けられた扉からステッキを持った小さな妖精たちが次々と出てくる。

みんな笑顔で出てくる中、目に止まる子が一人。

 

丹生ちゃん。

 

ライブのたびに子どものような笑顔を振りまいて元気いっぱいに走っていく。

今回も当たり前のようにその姿に魅かれていると、ステッキを武器にして歌い出しに入る。

 

 

 

05. アザトカワイイ

 

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全ツのときと比べると演出面ではどうしても寂しい部分があったけど、ステッキ一本だけでも可愛さで曲が成立するのがアイドル。

 

Cメロ前に追加されたクリスマステイストの間奏では、ステッキを使ったチアのような可愛さ全振りのダンスが披露される。

 

最後にはステッキの丸みを使ってハートを作ってくれた。

 

 

 

06. DANCE TRACK

 

2、3期生による可愛さ主体のダンストラック。

 

膨大 のときのボックスも使い、全員が笑顔でポップな曲調に合わせた明るく幸せな空間を作ってくれた。

 

その中で中央で踊る金村さんは最高の笑顔だった。

 

 

 

07. 好きということは…

 

「タオル回すぞーーー!!!!」

 

イントロとともにみーぱんが会場を煽ると、私服衣装に着替えた1期生がトロッコ(ソリッコ)に乗って登場した。

 

同時に前日のメッセージの伏線が回収される。

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ソリッコ上でタオルを回す1期生を見ながら「(これのことだったのね!)」ってなった。

 

世の中の現状もあって発売から2回(いずれもオンライン)しか披露されず、アルバムにも収録されなかった1期生曲。

 

前日に2期生が披露したキュン収録の『沈黙が愛なら』

その対になる『耳に落ちる涙』を予想して大好きなこの曲の聞きたさもすごくあった。

 

しかしそんな思いを吹き飛ばすほど楽しい空間だった。

キャプテンの煽りでさらにテンションも上がる。

そのキャプテンが一番近くまで来てくれた。

真横ではなかったけどブロックを一つ挟んだ10mほど横を通る。

 

スタイル良すぎ

めちゃんこ美人

ファンサすごい

 

近くで見るとより身に感じた。

 

逆側は影さんも通ってくれた。

復帰前の曲だけど今回初めて参加できて、1期生全員で披露できたのはファンとしても喜びと嬉しさを感じた。

 

 

 

08. 世界にはThank you!が溢れている

 

勝ちました(何に)

 

『どうする?どうする?どうする?』

『Right?』

 

君しか勝たん に収録されて、前日に披露していない期生曲はなんですか!!!

 

そういうことですっっ!!!

 

全ツからすごくすごく聞きたかった曲。

MV衣装(メインじゃない方)の2期生が、今度はバックステージ側からソリッコに乗って近くまで来てくれる。

 

後方10m先に来てくれたのは松田さん。

膨大 のときよりもさらに近くで見られた。

逆側を向いて踊ってるときも後ろ姿がもう可愛い。

隙があれば手も振ってくれる。しかもあの笑顔で。

 

ずるすぎん?

 

全力で彼女のタオルを掲げる。

 

 

 

手を振ってくれました。

 

 

 

勝ちました(2回目)

 

正確に言えば、指さしなしでこのあたりに向かって手を振ってくれたので確証はないんだけど、周りに彼女のタオル掲げてる人はいなかったのできっとそういうこと。

 

「(え!? え!? いいんだよね!? これ自分に手振ってくれたよね!?!?)」

 

半分勘違いの可能性を残しながらも嬉しさで溢れる。

推しへの Thank you!が溢れていた。

 

 

 

09. この夏をジャムにしよう

 

2期生と同じくバックステージからソリッコでやってくる3期生。

 

衣装可愛すぎ。

 

ツインテールの上村さんと相性抜群。

3期生だからこそ着られたってのもあるけどね。

もう幼稚園のお遊戯会みたいだった(褒)

 

柱ステージがメインだったのもあって、あまり近くで見られなかったけど、3期生だけが作り出せるようなあのピュアな空間で十分満足だった。

 

最後の上村さんのウインクは会場のモニター越しで良かった。

直で見てたらまた推しタオル買ってた。

 

 

 

10. 嘆きのDelete

 

メインステージに戻り、スクリーンの中心にくる高さのセット上で歌うかとし。

会場のサイリウムがブルーに染まる。

有観客でのソロ曲を歌い切る彼女の凄さを感じた。

 

 

バックステージにクリスマスの家の中のシルエットが映し出される。

はしゃいでいる3人と机に座る1人。

3人側はカスカスダンスまで入れてくる。

 

やがて3人が去っていき、机に座る1人を映し出すと、フェードインする鈴の音とともに、冬の切なさ、優しさ、温かさに合った一曲が始まる。

 

 

 

11. まさか 偶然・・・

 

アコギの音と彼女の声に鳥肌が立った。

同時に一年前の言葉にできない喜びが蘇ってきた。

 

改めて2人一緒に歌えることは、決して当たり前なんかじゃなくて偶然であって奇跡なんだと感じた。大げさかもしれないけど。

そんな時間を同じ場所、同じ空間で見守ることができたのは、何よりも嬉しかった。

 

柱ステージで離れて不安で泣いてしまった二年前。

復帰の嬉しさと迎えてくれる温かさに泣いてしまった一年前。

 

そしてこの日、彼女の表情に涙はなかった。

 

この一年間、グループの名前を背負ってたくさんの場所で活躍した彼女。

Cメロになるとその歌声に力強さが増し、その活躍を支えくれた人へ向けて歌っているような、そんなふうにも聞こえた。

 

"あれだけ泣いていた松田好花が大勢の人の前でこんなにも堂々と自信に満ち溢れた笑顔で歌っている"

 

自身の成長を見せてくれたような目の前の光景に目頭が熱くなった。

 

鳴り続ける鈴の音がクリスマスの夜をさらに引き出し、温かさがより身に染みる演出を作り出す。

"アイドル" じゃなくて "2人の女性" が歌う切なさと優しさのある曲。

毎年その良さを更新してくる。

やっぱり大好きな一曲だ。

 

 

水を使い、ウォータースクリーンが作られる。

吸い込まれるようなSEから、静まった空間にイントロが響く。

 

 

 

12. こんなに好きになっちゃっていいの?

 

 

やっっっっっと聞ける!!!!!

 

 

どれだけ待ち望んだか。

全ツでこの曲の衣装にまで着替えてやらなかった思い出を浄化してくれた。

 

前曲と同じくバックステージでの披露だったけど、曲を聞けることが何よりも嬉しかった。

 

全ツの最終日に見た配信でも思ったけど、センターの齊藤京子の声質が本当に曲に合う。

 

ウォータースクリーンが作り出す降りしきる雨の中で歌うような演出も、切なくて繊細な曲調と合って少ない照明の中で輝く美しさとなっていた。

 

 

 

13. 川は流れる

 

 

あれ、今日って ひなくり2019 でしたっけ???

 

 

バックステージで披露する こん好き と 川は流れる

2年前と同じ流れ。

 

でもごめん、やっぱり全然聞いてない。

全ツで披露してくれたけど結局その後もほとんど聞いてこなかった。ごめんね。

 

ライブ映えはするけどそんなに人気なのかな?

今回はほぼ確で2年前を意識して組み込んでると思うけど、全ツでも音楽隊ライブでも過去のひなくりでもやってるし、頻度はかなり高めよね。

 

他の曲と比べて振りもおとなしめで歌いやすい曲ではあるから、ブレイクタイム的に入れてるかもしれないけど、それはそれで立ち位置が可哀想な気もする。

 

最後の渡邉さんの声はずっと好きだけどね。

 

 

 

14. MC

 

クリスマスの思い出発表会。

 

ホワイトクリスマスの日に雪だるまを作った東村さん。

5歳児と接する声で褒めるメンバー。

 

「甘やかしすぎじゃない?」

キャプテンの冷静なツッコミに笑った。

空を見たら踊りたくなる犬要素もある猫さん可愛かったです(※同い年)

 

本物のトナカイを見たことがある河田さん。

 

「嘘です」

 

何の前振りもなく唐突に嘘を入れ込んでくる。

上村さんの次に何考えてるかわからない子だと思った。

笑顔が可愛かったです。

 

 

キャプテンの合図とともに汽車がやってくる。

(『車輪が軋むように君が泣く』かな...?)

そんな浅はかな予想を覆すイントロを汽笛にメンバーを乗せた汽車が走り出した。

 

 

 

15. ホントの時間

 

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外周に沿って会場を回る。

 

前日に披露されて2日目は違う曲になるんじゃないかなんて不安になってたけど、聞きたい曲の一つでもあったから、2日続けてやってくれたのは嬉しかった。

半周で終わらせる都合で2番はカットされてたけどね。

 

やっぱり一度聞いたら離れないサビの弾むメロディ。

それ以外のところは印象が薄いって言ったら怒られるかな?

でも大好きです。

 

 

 

16. 何度でも何度でも

 

前曲から半周してメインステージに戻ってきたが、降りることなく披露される。

 

正直、ステージでやってほしかったなって。

笑顔で歌ってくれるのは嬉しいけど、ホントの時間 とかよりも曲が持つメッセージが強いし、力強い振りもこの曲の良さの一つでもあるからちょっと残念だったかな。

(金村さんと松田さんの掛け合いも見られないし)

 

フロートの上だとやっぱり振りも小さくなってた。

 

高校生やそれ以外の人の背中も押してくれる応援ソングでもあったし、次はまたステージで一人ひとりの "一筆書き" を見られるといいな。

 

 

 

17. 日向坂

 

会場で聞けて一番嬉しかった曲。

 

この曲こそ笑顔で歌うのが似合うよね。

 

過去の辛い経験やその経験を糧に続けてきた努力を綴ってる歌詞も

"今は「こんなこともあったよね」って言いながら笑いあえる"

そんなふうに笑顔で歌う彼女たちの姿がこの曲の一番の魅力なんじゃないかな。

2回目のひな誕祭のときみたいなね。

 

左右にペンライトを振るサビは彼女たちの楽曲の中で唯一かな。

みすたーなんちゃらさんの innocent world を思い出した。

 

メインステージに戻って一列に並ぶラスサビ。

一人誰よりも左右に飛び跳ねながら手を振る姿が目に止まる。

 

丹生ちゃん。

 

またこの子。

 

自分とは反対側のサイドステージで踊ってるのに目に止まった。

ってかあなたソンコト以外も飛び跳ねてるのね。笑

 

やっぱりあの純粋に楽しんでる姿が一番似合う。

前日は髪を下ろした "丹生さん" だったけど、この日のポニテと誰よりも今を楽しむその姿、そしてあの笑顔を見てやっぱり "丹生ちゃん" が好きなんだなって。

 

透き通る音のアウトロが丹生ちゃんの振りまいたハッピーオーラを綺麗に包み込んでくれた。

 

 

 

18. DANCE BATTLE

 

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メインステージとバックステージに分かれ、炎チームと水チームのダンスが披露される。

 

メインステージの炎チーム。

炎を融合したクールなダンスの中で特にかっこよかったのは髙橋未来虹さん。

 

表現力ではやっぱりみーぱん。

赤の衣装は丹生ちゃんがすごく似合ってた。

キレイになりたい でも着てたからかな。

 

バックステージの水チームはウォータースクリーンを使いながらの披露。

(遠くて誰がどうだったかまでは見えなかったです)

 

全員で最後のダンスを踊り終えると、その余韻を冷ますことなく会場をさらに支配する。

 

 

 

19. My fans

 

髙橋未来虹さん、優勝です。

 

ダンストラックから続く高身長を活かした大きな振りと表情のかっこよさが一番だった。

Storytellers で感じたものが確信に変わった。

 

きっとこれから見る My fans は毎回彼女を探すと思う。

 

ライブの定番曲へと地位を築きつつあるこの曲、川は流れる とは違って毎回ペンライト振って盛り上がれるから楽しい(いつまでその曲批評すんねん)

 

声が出せるようになったら、またさらにその地位を確立していくんだろうな。

 

 

松田さんに煽りの仕方を相談をした山口さんがその成果を見せるべく会場を煽る。

 

「もっと声を、、、声じゃないでーす!!!」

 

笑った。こういう小さいポカするの可愛い。

山口さんの後に松田さんがしっかりお手本を見せてくれる(振り)

 

「やっほっすーーー!!!」

 

この一言目。さすが先輩です。笑

絶望的な語彙力なので上手く表現できないんだけど、そこまで高い声が出ないけど自分が出せる一番の声を出そうと頑張る松田さんの声がほんとに好き。

ドレミソラシド のヒット祈願のときの大声で叫ぶ「頑張れー!」とか(伝われ)

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「私たちとおひさま、どっちが盛り上がれるか勝負よ!」

 

河田さんの一言で、会場のボルテージをさらに上げるイントロが流れる。

 

 

 

20. キツネ

 

稲荷神社を映像をバッグに前曲の興奮が冷めやらぬまま終盤へとたたみ掛けてくる。

誰跳べ と同じくらいペンライト振ってて楽しい。

 

ライブレポで言うことじゃないけど、2番Aメロのピアノがほんとに好きなんですよね(そうですか)

趣味でたまにピアノを弾くオタクなので、好みの音のタッチを探すのをアイドルの楽曲でもやるようになって。

自分には弾けないような美しくて綺麗な音を聞くたび、ピアノっていいなって思う。

いらない自分語りでしたね。

 

今回は特効がなかったけど、やっぱりラスサビ前にあったほうがいいなって思った。

それでもライブに欠かせない一曲で会場が熱気に包まれた。

 

 

 

21. DANCE TRACK

 

前曲の終わりとともに 和 を基調とした音楽が流れる。

傘を持ったダンサーによるしなやかでありながらキレのあるダンス。

キツネ の前の演出とかだったら楽曲がさらに映えたのかなとも思った。

(着替え時間を作る関係で仕方ないけど)

 

 

ダンスが終わり、スクリーン映像にあの巨大な人参が現れると、MV衣装に着替えたメンバーがピアノイントロを合図にその対決を始めた。

 

 

 

22. ってか

 

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ダンストラックのダンスを引き継ぐような21人。

 

センターの金村さんの表現力はこの日一番美しかった。

この曲のためにその表情、その動きをとっておいたのではとすら思った。

全体のダンスを見ると間違いなく素晴らしいのは分かってる。

それでもセンターというポジションで彼女だけの輝きを放つ数分間、どうしても目を離すことはできなかった。

 

Cメロ前の間奏では、モンスターに立ち向かう姿から始まり、金村さんと潮さんへとつながる。

この二人の「これだよ!」感。

潮さんの起用が大正解すぎる。

全ツ以上にそう思った。

 

間奏終盤には金村さんと松田さんのクライマックス。

 

 

 

「ほんっっっっっっとにありがとう

 

 

 

推し二人が曲の最高潮とも言えるその瞬間を体現してくれる。

この瞬間に勝るものはなかった。

このほんの数秒にありったけの感謝をした。

 

全ツからさらにパワーアップした特別な一曲がライブの核をも担う姿へと進化していた。

 

 

 

「今年最後のライブですよ!! 盛り上がれますよね!?!」

 

曲を終えるとすぐに金村さんが会場を煽る。

 

「ちょっと!!パーティーオタより盛り上がれてないんじゃない!??」

 

オタクの立場まで煽ってくるみーぱん。

パーティーオタってワードチョイスがもう好き。

 

そうだよ!

世の中は今頃クリスマスパーティーやってる奴らばっかだよ!

そんな日にアイドルのライブに来てるオタだよ!

 

彼女の煽りがたぶん一番好きなんだなと思った。

 

キャプテンが叫ぶと会場がこの日一番の盛り上がりと一体感を見せる。

 

 

 

23. 誰よりも高く跳べ!2020

 

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イントロはカスカスダンス。

ひなあいで手抜きを晒されたからか、しっかりフォーム出来てて笑った。

 

全ツのような花道がない分、メインステージでの披露に華を添えるスクリーン演出。

前にも話したとおり、歌詞が出る演出には弱いおみず。

 

「Take off」

「You can do」

 

アディショナルタイムと一緒に映像売ってくれません???

 

2番Aメロでは左ステージ端にいた丹生ちゃんと渡邉さんがぶつかるハプニング。

お互いにっこにこの笑顔で異次元の可愛さだった。

埼玉組にやられる確率がやたらと高い誰跳べ。

シフクかな?

 

全員で跳ぶ一曲が特別な夜の最高潮な時間を作り出した。

 

 

 

24. SE

 

幻想的な音楽と光による演出。

何色何本ものレーザー光線が会場の至る所を照らし出すと、やがてサンタ衣装に着替えたメンバーたちがステージへと上がってくる。

 

 

25. 思いがけないダブルレインボー

 

前半に使ったボックスが虹色に輝く。

前日の配信を見て気づいたけど、最初の振りは JOYFUL LOVE の最後と同じなんだなって思った。

 

会場は何となく虹色(何となく)

自分はぴょこにんカラーでした。

 

中心にいる金村さんはきらきらしてた。

虹よりずっと綺麗なくらい。

 

バックの空の青とサンタ衣装の赤が対になってすごく映える画になっていた。

そこに輝く会場の虹はさらに綺麗に見える。

配信で見た方がそれがより伝わると思った。

 

 

「みなさんのおかげで忘れられないクリスマスになりました」

 

「虹を渡って会いに行きたいと思います!!」

 

キャプテンが感謝を告げるとともに、最後にその感謝をもう一度、より近くで伝えてくれた。

 

 

 

26. JOYFUL LOVE

 

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前曲からさらに統一された虹を作り上げる。

 

メンバー全員がソリッコに乗ると、本編ラストにして初めて真横の通路を通る。

 

やってきたのは河田さん。

 

近くに来るほど可愛さが増してくる。

 

たくさんのおひさまに笑顔で手を振ってる彼女。

負けじとポカうちわを片手に手を振る。

 

真横に来たソリッコを見上げれば、上には次元の違う可愛い女の子。

距離は1mもなかった。

 

2席ほど後ろに通りすぎたところで、こちらに振り向いた彼女と目が合う。

 

少し驚いた様子でうちわに気付いてくれた後、笑顔で手を振ってくれた。

 

「(かわたさんっっっ!!!! ありがとーーっっ!!!!)」

 

声にならない嬉しさを心で叫んだ。

感謝を伝えに来てくれた彼女にこちらからも目一杯の感謝が生まれた。

写真集買うね。

 

最後はバックステージに一列に並び、クリスマスの夜を美しい虹とともに締め括ってくれた。

 

 

最後の挨拶が終わると全員が集合し、金村さんが映される。

 

ウインク

 

ずるい。

 

ってかあなたウインク上手くなりすぎでしょ!

ついこの前までウインク下手とか言ってたでしょ!

バクステだから会場のモニター越しに見たけど、十分殺傷能力あるんだからね!

上村さんのときはまだ耐えたけど、あなたはもう無理なのよ!?

Gブロックのオタク大丈夫だった? 生きてる? mikutalk 取った?(布教)

 

本当にここで終わっても良いと思った。

あくまで 日向坂46 というアーティストを見に来ていて、その中で推しを見るというスタンスが崩壊しかける。

推しができると沼る理由が改めて分かった。

 

 

開演から立ちっぱなしなのに気がつくとそんな疲れは一切なくなっていた。

それほどの感謝という名のハッピーオーラを届けてくれた 日向坂46 は、やっぱり自分の中で生きがいの一つなんだと改めて感じた。

 

 

 

ENCORE

 

スティックバルーンを鳴らし、もう一度ステージへと上がってきてくれるのを待ち続ける。

 

やがて軽快な音楽に合わせてメインステージにメンバーが現れる。

 

「おひさまとのひなくりしか勝たん!!」

 

かとしの一言でリズムに合わせて歌い出しが始まる。

 

 

 

EN1. 君しか勝たん

 

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アンコールの音楽からの繋げ方がすごく上手いと思った。

バックの映像は大分シンプルだったけど。

 

鳴らし続けたスティックバルーンを今度はリズムに合わせて叩く。

楽しさのパラメータが浅い人なので、毎回普通に楽しい。

曲の中身はどうであれ、このご時世で生まれたファンと作りあげる新しいスタイルはこの曲の良いところの一つだよね。

 

ヒット祈願の影響もあってか、一人ひとりの笑顔がより一段と輝いていた。

 

 

 

MC

 

アンコールのお礼を伝えてくれる。

 

会場を使ったかめはめ波をやりたいとの丹生ちゃん。

ドラゴンボール好きな部分を最近見かけなくなってたのもあって、久々に聞けたこの話題に嬉しくなった。

にっこにこの笑顔でステージ中央に走る。

その姿を見るおみずの心は落ちる寸前です。

 

「オラにちからをわけてくれーー!!」(←鬼可愛い)

 

彼女のかめはめ波とともにぴょこにん色のサイリウムカラーが波のように伝っていく。

途中からスクリーンに映った光景は綺麗だった。

 

 

クリスマスが大好きな上村さん。

お話し中に小さい子を見守るような相槌が聞こえる。

 

「赤ちゃんじゃないです(笑)」

 

いえ、赤ちゃんです。

メッセージでは赤ちゃんみたいな写真が多々送られてきます。

このMCで可愛いと思ったおひさまは今すぐ hinanotalk 取ってください。

 

 

キャプテンの一言で一つの映像が流れると『3回目のひな誕祭』開催が発表された。

 

そしてメンバーの口から発表された開催地は

 

 

 

”東京ドーム”

 

 

 

発表の瞬間、言葉にならない感情が生まれた。

 

涙ぐむかとしと丹生ちゃん。

笑顔の潮さん。

 

この3人が本当に印象的だった。

 

1期生としてひらがな時代からセンターを始め、多くの場面でグループの先頭に立ってきたかとし。

その努力の結晶が最高の舞台で実る瞬間がついに見えた。

彼女の背負ってきたものの大きさを実感した。

 

その感情に何一つ偽りのない丹生ちゃん。

何度も延期されたあの地でのライブがようやく叶う嬉しさ。

誰よりも純粋な喜びと嬉しさに溢れた涙なんじゃないかな。

 

いつもメンバーをグループを支えてきた潮さん。

彼女自身も努力で辿り着く夢にすごく嬉しい感情があると思うけど、その喜びを全て前面に出さず、キャプテンの言葉一つひとつを聞きながら頷く姿はメンバーを見守る優しさに溢れていた。

 

同じ場所で2年越しにサプライズで発表された約束の地。

 

2年前に画面越しで目にしたあの光景。

その2年後、今度は彼女たちの口からその地が発表される瞬間を同じ場所で目にすることができたのは、何ものにも代え難い瞬間になった。

 

キャプテンが話していた当時の不安だった気持ちがこの2年間で自信になったのは、ファンはもちろん、何よりもグループを背負って走り続けた22人の努力があったから。

 

手を伸ばした先にある夢舞台。

何度も何度も霧がかったその地がついに晴れた。

その嬉しさを乗せて最後に全員であの場所を目指した。

 

 

 

EN2. 約束の卵 2020

 

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約束の地が見えた中で歌う光景。

 

2年前と同じだった。

 

その中でも渡邉さん。

感情の整理が追いつかない嬉し涙で歌った二年前。

離れていても全員が揃っている嬉しさに涙した一年前。

 

この日は最後まで笑顔だった。

 

人一倍メンバーをグループを想う気持ちが強い彼女の姿に胸が熱くなった。

 

渡邉さんを含めてこの日は全員が自信に溢れた笑顔だった。

 

その喜びを噛みしめる彼女たちの姿は、おひさまに照らされた夢舞台を誰よりも心から待ち望んでいるものだった。

 

 

 

Ending

 

最高の時間を過ごせて、最高のプレゼントができて嬉しかったと振り返ってくれた。

 

「今日は本当にありがとうございました!!!」

 

最後の挨拶の後に深々とお辞儀をする。

おひさまに手を振りながらメンバーがフェードアウトしていき、特別な夜の幕を閉じた。

 

 

 

 

特徴でもあったファンタジックな物語要素を取り払ったひなくり2021。

 

『キュン』

『ドレミソラシド』

『青春の馬』

 

物語だけでなく、これだけの主要曲たちも組み込まれなかった。

特に キュン と ドレミソラシド をセトリから外したライブは今回が初めて。

 

それなのに今までのライブにも引けを取らない満足感だった。

 

ライブの主軸を担っていた部分が物語から楽曲とメンバー自身のパフォーマンスへと変わり、より 日向坂46 という一アーティストのライブへと進化したと感じた。

 

 

3月。

 

待っててくれるか。

自分の都合を犠牲にしてもそこに行く理由がある。

 

あの場所で夢を叶える22人を見届けたい。

 

そのたった一つの願いを叶えてほしい。

 

日常を彩ってくれた感謝とともに、一番大きくて綺麗な虹でその瞬間を照らすから。



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fin.

いつだって

 

 

Mr.Children 20th Album

『 SOUNDTRACKS 』

 

2020年に発売された20枚目となるアルバム。

そんな記念すべきアルバムの発売から一年が経った。

 

思うような日常が過ごせない中で出会う新しい音に何よりもありがたさを感じた。

 

2019年 6月 2日 沖縄、この目で見届けた彼等にとって最後のライブとなった日からちょうど一年半。

 

長かった。

 

ロンドンでの製作期間を宣言していたが、世界が変わっていく中で何一つ発表のない Mr.Children

 

春にツアーを予定していたとのことだが、結局その詳細も発表されずダイアリーで細々と そんな予定だった と桜井さんが語った程度。

 

そんな中で発表された新しいアルバムは何よりも待ちわびてたものだった。

 

「ロンドン産の音楽!」

「2年ぶりの新譜!」

「新しい Mr.Children!」

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奪われていった日常を支える大きなものが出来た瞬間だった。

 

「歌の主人公はあくまでもリスナー。起伏のない日々が少しでもカラフルに見えるようなサウンドトラックになればいいなと思って、このタイトルを付けました。」

 

何気ない日常が音楽によって彩られる。

出会った瞬間の "聴く音" も

いつしか "聞く音" になってる。

新鮮さという部分はどうしても失われていくんだけど、それと引き換えに身に染み馴染んだような音には、どこか安心感が生まれていつしか心の拠り所になってくれるものがある。

まさに起伏のない日々に寄り添ってくれるような。

もちろん今までの彼等の曲にもそういったものはあったんだけれど。

昨年今年とそんな日々を音楽とともにより慈しむようになった。

 

発売からちょうど一年を迎えた今日は何も無かった。

特別なことは何も。

 

それでこそ彼等の願った下地のような時間。

変わらない一日に優しいスパイスとして彩りをくれる。

 

音楽が主役になれるライブがないとき

聞き手の日常に寄り添う最高の脇役となってくれた。

 

だからこそ主役になったとき

改めて音楽に、そして彼等に感謝を伝えたい。

もう一度あの景色の中で。

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fin.

 

 

 

1/nの夢欠片

 

 

『全国おひさま化計画 2021』

 

 

ついに...!

 

ついに......!!

 

 

 

ライブが帰ってきた!!!!

 

 

 

2年以上待ちわびてたこの時間。

同じ時間に同じ空間で声援を送れる奇跡的な時間。

 

帰ってきてくれて本当にありがとう!!!!!

 

もちろん声は出せないので完璧に本来の形に戻ったわけではないけれど、この時間が帰ってきてくれたこと自体がすごく嬉しかった。感謝しかなかった。Thank you! が溢れていた(ん?)

 

舞台は初遠征の中国地方。

2年前の沖縄より遠征費が高いぞ。どうした。

でも現地まで来てしまえばこっちのもの。

さあ散財だ。

 

お好み焼き、あなご飯、もみじ饅頭、そして一部界隈で大好評だった揚げもみじ。

そんな美味しいものに溢れた 広島 でのおひさま化計画手順を紐解いていきます。

(いつもどおり長い長いレポになりますご了承下さい)

 

 

 

 

 

開演前



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広島グリーンアリーナ

アリーナ会場だと18年のきたえーる(Mr.Children)以来約3年ぶり。

数日前まで雨予報だった天気を覆して何とか持ちこたえてくれた。

おひさま、ありがとう。

 


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外にはグッズ受取ブース、メンバーフラッグ、青いやきとりパネルが設置されていた。

 

「あぁこの感じ!! ライブだ! ライブが帰ってきた!!!」

 

グッズを手にして記念パネルを背にここへ来た証を残す。

開演前までの時間すら思い出にしてくれるこの光景も含めてライブなんだよね。

 

特にパネルは時間が経つに連れて列も長くなっていって。

鳥のくせにもみじ焼きをついばむマスコットの人気はやっぱり凄かった。

 

フォロワーさん数人とお会いすることもできた。

素敵なGIFTもいただき、これもまたライブの良さだと実感した。

(北の些細なお土産ももらっていただきありがとうございました)

 

 

会場入りすると目に飛び込んできたのはメインステージに吊り下げられツアーロゴが映し出された大きな幕、花道、そしてバックステージ。

 

 

 

うん、バックステージ。

 

 

 

席につくと5m先にステージがあるのね、もうねこれスタンド席じゃないの、ウルトラスーパーデラックススペシャルスタンド席なの。

 

会場が小さいと聞いてはいたけど予想以上の小ささとステージの近さでテンションが上がる。

 

会場図を検索して今回もやっぱり席遠いなぁなんて思ってた発券時の自分に右ストレートを放ってやりたい。

 

座席には声の代わりとなる白と空色のスティックバルーンが用意されていた。

 

 

 

影ナレは丹生ちゃんと山口さん。

 

話し方が独特な丹生ちゃん。

"喫煙" が読めない山口さん。

 

 

「なんだこのかわいい生き物たちは」

 

 

この時点でまだ姿は見えていません。

声だけです。

それだけで人を惹きつける力を持ってる。

これがアイドルなんだなって思った。

 

 

「広島の皆さーーーん!!!

 盛り上がって行くぞーーーーー!!!!」

 

2人の声で会場のボルテージがさらに上がる。

開演前の音楽が終わり、場内の灯りが消えていくと、大音量の音とともにVTRが始まる。

 

 

 

 

 

00. Opening

 

内容どうこうの前にまず心臓にまで訴えかけてくる地響きのような音響にアドレナリンが止まらない。

しかもかなり重低音強め。

「これだよ!!これ!!」

会場を支配する音に身体の中で眠ってたライブ空間の記憶が呼び起こされてその空気へと順応していった。

 

 

アイドル大航海時代に生まれた日向坂46。

 

ハッピーオーラを手に入れた彼女たちはさまざまな世界へと足を踏み入れ、たくさんの人を魅了してきた。

 

会いに行くことが難しい今の現状がハッピーオーラをさらに届けたい野望に立ちはだかるが、それでも全国のおひさまに力を貸してほしい。

 

そんな願いの込められたVTRだった。

 

 

 

 

 

01. NO WAR in the future 2020

 

Opening が終わると Overture を挟むことなく音楽とともに階段を上がりバックステージに現れるメンバーたち。

 

「(え、え、いきなり!?!? しかもここからなの!?!? やばいやばいやばいy)」

 

なんて戸惑う暇もなく気づけば身体が反応し、開演からすぐに会場に一体感が生まれていた。

 

最初に表情がしっかり見えたのは丹生ちゃん。

ポニテの彼女に一曲目から目を奪われた。

 

広島という地でどうしても入っててほしかった一曲。

 

"平和" 始めよう

 

昨年のひなくりでも同じくオープニングを飾ったけど、一曲目としての理由は間違いなくそのときとは違った。

 

Overture よりも先に披露されたことに凄く意味がある心に刺さる一曲だった。

 

 

 

 

 

02. S.MC

 

メンバーが一列に並び最初の挨拶。

 

『全国おひさま化計画2021 in 広島』

 

ファンとメンバーがお互いに広島での時間を目一杯楽しむことを約束した。

 

そしてキャプテンの開始合図の声とともに吸い込まれるようなイントロが会場に鳴り響く。

 

 

 

 

 

03. Overture

 

待ち望んでた曲の一つ。

 

一昨年の冬、画面越しに見た ひなくり2019 以来ずっと魅了され続けてきた素晴らしい映像をボルテージを上げる音楽とともに現地で見られることが何より嬉しかった。

 

映像のメンバー紹介では最後に金村さんの紹介。

センターが決まった彼女の演出に嬉しくなった。

 

有観客だからこそ見られる色とりどりのサイリウム、曲に合わせて鳴り響くスティックバルーン、そして会場でしか味わえない全体の演出とこの高揚感。

 

ライブとしての空間を完璧に形成してくれる一曲に身を心を委ねておひさま化の準備が整った。

 

 

 

 

 

04. 青春の馬

 

心の準備が出来てたはずなのにイントロと歌い出しに鳥肌が立った。

 

センターには ソンナコトナイヨ 衣装の金村さん。

メインステージでの披露でスクリーンでしか表情は見られなかったけど W-KEYAKI FES のときより笑顔だった気がする。

これもついこの前19歳を迎えた彼女の成長なのかな。

 

2番では2階ステージ上に設置されたメリーゴーランドに乗る金村さん。

力強さや我武者羅さを表現するこの曲で少し違和感を拭えなかったけど可愛かったのでおっけーです(え?)

 

Cメロになると濱岸さんが階段を上がって2階ステージで美しいダンスを魅せてくれた。

 

全身を使ったダイナミックなダンスと訴えかけるような彼女たちの歌声。

目の前で披露されるこの曲がくれる力はアーティストライブのものだった。

 

歌詞もメロディもダンスも全てが刺さる特別な一曲が序盤にしてその空気を支配していた。

 

 

 

"AzatoKawaii Game" なるものが始まる。

ファミコンゲームのような雰囲気で人がお題に沿ってポーズを決めていく話題になったピクトグラムのような演出。

お題ごとに正解と不正解のパターンを交互に繰り返していく。

 

最後のお題の「可愛さ」を表すポーズが終わると、目の前に存在する可愛さがより際立つ一曲が待っていた。

 

 

 

 

 

05. アザトカワイイ

 

ゲーム演出で準備をさせておきながらそれを越えてくる可愛さ(それはそう)

衣装は ひなくり2019 のようなつなぎのようなものだった。いやあれはオーバーオールか。

 

小坂さんはいなかったけどむしろ目の前でなおみくの歌い出しなんてやられてたら放心して最後まで聞けてなかったと思う。ほんとに。

 

スクリーンではアザトカワイイゲージが表示され、パラメータが徐々に上がっていく。

 

AメロとBメロでは左右に設置されたサイドステージでパフォーマンスを魅せてくれる。

めちゃくちゃ羨ましかったです。

 

待ち望んでたサビのジャンプの瞬間を目掛けて見ていたのは松田さん。

 

全員で跳ぶ瞬間がたまらないのはもちろんなんだけど、その中でも特に笑顔で跳ぶ彼女をこの目で見られたことは本当に幸せだった。

 

昨年のちょうど今頃、病気で休業が発表されて復帰もままならない状態だった彼女が、一年後にはこうして目の前で元気に笑顔で踊っている。

 

その事実だけで凄く嬉しかった。

 

ひなくりでの涙が溢れる笑顔を目にした瞬間に似た嬉しさが込み上がってきた。

 

ボルテージを上げる曲の中で一人、その背景と目の前の現実に感動していた。

 

 

 

左サイドステージ上に男装した髙橋さんと可愛らしい服装に身を包んだまりもとさんが現れ、恋の寸劇が始まる。

月曜日から順に想いが強くなる様子がメッセージとともにスクリーンに表示され、やがて2人が恋に落ちていく。

そんな物語だった。

 

 

 

 

 

06. キュン

 

3期生がこういった形で参加できるのは凄く良いなって思った。

今回のライブで一番工夫された演出だと思った。

 

2番サビ前のささやきは「好きじゃけぇ!」と声を大にしてご当地アレンジしてくれるかとし。

(1番もアレンジしてくれてたと思うけどうまく聞き取れなかったごめんね)

帰ってきたライブの醍醐味の一つに嬉しくなった。

 

日向坂46としての初ツアーで披露された キュン。

新たなグループとしてデビューした彼女たちを知ってもらうため、2年前の3月を皮切りにたくさんの場所で披露されたこの曲は、いつでもフレッシュで爽やかな日向坂46を表す曲としてグループを形作る存在だった。

 

デビューから2年が経ち、グループがしっかり形付いた今でもこの曲でしか表せないフレッシュさは残っていた。

 

そしてこれからもずっと残り続けてくれると実感した。

 

 

 

目元を隠す仮面を被ったみーぱんが2階ステージ上に現れる。

炎を操る、むしろ炎と融合するようなソロダンスで魅了してくれる。

 

ひらがな時代にセンターを務めた彼女の表現力は凄かった。

最後に仮面を投げ捨てると、そんな彼女が同じくセンターの曲が始まる。

 

 

 

 

 

07. My fans

 

「おい、ちょっと待て」

 

内心でそう呟く。

 

 

衣装がこん好きだった。

 

 

なんだこの謎の世界観は。

なぜこん好き衣装にした。

なぜそれを身にまとってこん好きをやらない。

(これ以上言うと亡霊オタクになりそう)

 

そんなはてなで覆われた脳内をリセットする。

 

ダークな演出から始まるイントロ。

昨年のひなくりからずっと生で聞きたかった曲。

 

声は出せないけどノリノリでペンライトを振ってスティックバルーンを叩いた。

声も出せたらさらに化ける一曲だと思う。 

 

中盤では全員での炎に見立てた薄い布を使ったパフォーマンスが入る。

序盤の炎に追随するようなかっこよさがあった。

 

ペンライトはまばらだけど赤が多めだった。

統一されると絶対綺麗だと思った。

東京ドームまでに揃うといいな。

 

 

 

指揮を振る丹生ちゃんと楽器を演奏する新3期生のダンストラックがはじまる。

指揮を振る丹生ちゃん。そうです。神的な振りが待っていました(語彙力)

 

 

 

 

 

08. ドレミソラシド

 

再びバックステージに現れたメンバーたち。

 

大好きな音符衣装だった。

 

すごくすごく嬉しかった。

 

タイトルや弾むような明るい曲調とメロディにマッチした一番好きな衣装。

そんな姿の彼女たちが目の前にいるだけで心が満たされきった。

 

イントロが始まると再び指揮を振る丹生ちゃん。

 

丹生明里 × ポニテ × ドレミ × 音符衣装】

これを越える組み合わせに今のところ出会ってない。

 

空色が似合う曲で自分が手に持つサイリウムカラーはぴょこにん色。

この数分間は自分の中で彼女のための時間として存在していた。

 

一番見たかったと言っても過言ではないその光景にただただ見惚れてた。

 

サビではチャールストンに合わせて動くバックステージ。

前後する振りにメリハリがついて印象強かった。

 

そしてどの席から見てもメンバーと正面になるフォーメーションはライブの ドレミソラシド として新しい華やかさを築いてた。

 

 

 

 

 

09. Story Movie

 

宮田さんのナレーションから突然始まる朗読劇。

スクリーンに馬をはじめとするアニメキャラが映されアフレコをしていく。

よくよく見ると昨年の音楽隊ライブのメンツだった。

 

「いや続編あるんかいっっ」

 

「全国おじさま化計画」と早とちった丹生ちゃん演じる馬が友達にその計画をどんどん広めていく。

 

中盤では人のセリフまで読みかけるおたけ。

あなた本当にフライングすきね。笑

誰よりも甘い声の渡邉さんや姉妹の松田さんと山口さんも出演していた。

 

 

後半になると今度は猫の探偵をはじめとするひなくりキャラが出てくる。

 

「お前らも出てくるんかいっっ」

 

そしてここで クイズ!THE違和感 が始まる(唐突)

 

アフレコ中のメンバーを映し出すスクリーンでなぜか無言の富田さん。

映ってないのにセリフが続くホテル王の齊藤京子

 

 

彼女は読み終わってそのことに気がつきました。

 

終盤の大事な部分で声が震え始めます。

 

耐えられなかったみたいです。

 

 

 

ゲラが出ました。

 

 

 

ストーリー展開に大事な場面ですらゲラが出る彼女。

声出しちゃいけないんだけど会場みんな笑ってました。

 

「ホテル王、何笑ってるんだ?」

すかさずアドリブを入れる影山さん。

 

「ここはひなあいじゃないぞ」

ライブで機転が利きすぎる富田さん。強い。

 

 

『"夢" は、声にしないと伝わらない、届かない。』

 

そんな声を使って夢を伝えていった朗読劇から、夢を追う青春ドラマの主題歌へとつながる。

 

 

 

 

 

10. 声の足跡

 

今年発表された楽曲で一番好きな曲。

歌詞、曲調、振り、MV、衣装  全てが刺さった。

もちろんドラマも凄く良かった。

個人的に DASADA よりも好きだった。

 

急に雨雲が 空を覆っても
降り出した雨の中ではっきりと・・・

 

歌詞の表現が特別すごいわけではないんだけど、この歌詞の情景がたまらなく好き。

 

『何度も必死に叫んだ思いは、雨にかき消されることのない強い芯を持っている。』

 

そんなメッセージに聞こえてくる。

 

 

やっぱり目を奪われるのは丹生ちゃん(この日何回目かな)

Music Video でも十分伝わるんだけど、みーぱんとともに他のメンバーより全身を大きく使う表現力が本当に凄かった。

 

いつも目にする天真爛漫で可愛いピュアな彼女がこの瞬間だけアーティストの丹生明里として美しさに溢れていた。

 

 

 

 

 

11. 川は流れる

 

声の足跡から間髪入れずに始まる。

すごく申し訳ないんだけど日向坂の中であまり聞いてこなかった楽曲。

本当にごめんなさい。

 

それでも透き通るような歌声がすごく綺麗だった。

特に終盤のファルセットは配信で聞いたひなくりより間違いなく美しかった。

 

 

 

 

 

12. MC

 

広島県ご当地クイズ』という名の企画が始まる。

前日から始まった4チームに分かれた早押しで、正解するとポイントとしてもみじ饅頭がもらえる。

最初にチーム紹介。

 

広島弁にちなんだ【ええのぉ】

メンバーには秀才の影山さんや渡邉さん。

既にもみじ饅頭7個と前日無双していた模様。

 

・揚げもみじのチーズ味が好きな【チーズ】

唯一苦手な山口さん。

「赤ちゃんだからね」とフォローが入る。

 

・5人中3人がラヴィット出演の【過半数ラヴィット】

前日の出来を反省して勉強してきた松田さん。

勝ったも同然と言わんばかりにかとしがハードルを上げる。

 

・髪を巻いた【くるくるちゃん】

チーム名の由来を説明しながらどストレートポニテの丹生ちゃん。

キャプテン「あなたどストレートですけど」

宮田さん「揃えようと思って巻いてきたのに…」(←鬼可愛い)

 

 

ちなみにチーム紹介中に小さなハプニングもあって。

何の脈絡もなく突如ボタンを押す渡邉さん。

「...............前歯!」

 

対抗するかの如くボタンを押すかとし。

「...............奥歯!」

 

 

 

あれ、今日ってひなあい公開収録でしたっけ?

 

 

 

このアイドルグループのバラエティセンスがやっぱり頭一つ抜けてることを身を持って知ることができた。

チーム名の紹介が終わり、問題に移る。

(※問題の順番は曖昧です)

 

 

Q1「広島県を本拠地とする広島東洋カープ。そのカープの意味は?」

(A. 鯉)

 

宮田さん即答でした。さすがです。

飛び跳ねて喜んでる姿は同い年とは思えないほど愛おしかったです。

しかもこの子、回答してない時は客席にレスめっちゃ送ってるのね(キャプテンに見つかりました)

ちょっと甘く見すぎてた。もう専用カメラつけてよ。

彼女がライブだけでなく "アイドル" を本当に心から楽しんでいるのが伝わってきた。

 

 

Q2「広島県の代表的な歌手はPerfumeさんですが、私が踊るこの振りの曲は何でしょう?」

(A. チョコレイト・ディスコ

 

キャプテンが踊り始めて3秒ほどで正解する上村さん。

せっかく覚えてきたのに少ししか踊れなかったキャプテン。

もう少し見てから押せばよかったと謝る上村さんはもう天使なの。

 

 

Q3「2012年に考案された広島県のキャッチフレーズ『○○○!広島県』○○○に入る自虐的な言葉は?」

(A. おしい)

 

ここから怒涛の広島ディスりが始まる。

特に丹生ちゃん。

スイッチが入ったかのように次から次へと回答する。

子どものように純粋無垢で誰よりもその場を楽しんでる丹生ちゃんがたまらなかった。

そんな中 ようやく金村さんの回答。

 

「何もない!広島!」

 

丹生ちゃんのポニテに負けないこのど直球回答。

 

「金村さんは広島のことをそういう風に思ってるってことですね」

 

「違うんです!」

 

必死に否定する金村さん。

半分泣きそうな表情でした。

キャプテン、ありがとね。

 

 

Q4「広島県出身のロックスター矢沢永吉さんの名言『てめぇの人生なんだから。てめぇで○○』○○に入る言葉は?」

(A. 走れ)

 

年代的に知っているメンバーはもちろんおらず。

自分も全くわかりませんでした。

会場でも数人しか分からないほど。

 

大喜利化する中 富田さんの回答。

 

「てめぇの人生なんだから。てめぇで...やっちゃえ NISSAN

 

この日の富田さんは絶好調でした。

たしかにCMには出てたけど、同じ自動車メーカーのマツダの本拠地で放ってくるのさすがです。

 

惜しい回答が続く中、ヒントを貰いつつ正解したのは過半数ラヴィットの髙橋さん。

彼女はこの日だけでもみじ饅頭を既に4個食べたとのこと。

執念は相当なものだったと思われます。

 

ちなみに勉強してきた松田さんは一問も正解できず。

 

この一問でもみじ饅頭8個(お決まり)をかっさらっていった過半数ラヴィットが優勝。

他の会場ではどのチームが優勝するのか楽しみです。

 

それと問題中、会場でずっと立って見ていたおひさまに「みなさん座ってくださいね」と渡邉さんが言ってくれて。

やっぱり誰よりも周りが見える子だなって思った。

気配りができる優しい彼女をまた好きになった。

 

クイズが終わると上村さんの一言でメインサポーターを務める高校生クイズの応援ソングが始まる。

 

 

 

 

 

13. 何度でも何度でも

 

その独特な曲調に力をくれる歌詞がマッチして凄く印象に残る曲。

ひらがな時代を含めても3連符曲は初めてなんじゃないかな。

 

人生は一筆書き

 

初めて聴いたときに耳に残ったフレーズ。

 

『間違ったとしても一度歩いてきた道はやり直しなんて利かない。周りにどれだけ正解を教えられても、それを振りきって自分が納得して夢中で進んだ道だから後悔するよりも楽しんでいこう。そしていつか自分が選んだ道で必ず自分の力で正解にたどり着いてみせる。』

 

そんな意味があるんじゃないかな。

将来の夢を決める高校生への応援ソングとして素敵な一曲だと思った。

 

歌詞だけでなく、現役高校生の上村さんがセンターとなって同世代の子たちへエールを送るところも大きい意味があるよね。

 

一人ひとりが違った方向、違った振りで力強さを表現するラスサビは、それぞれの一筆書きを表現するような振りで凄く綺麗だった。

 

アウトロではハイタッチをする金村さんと松田さん。

ここの振り考えた人に国民栄誉賞をあげたい。

最後にこの瞬間を見られただけでこの曲に言い残すことはもう何もなかった。

 

 

 

 

 

14. 膨大な夢に押し潰されて

 

少し暗めの照明のステージ。

マンションのようなセットのサイドに階段が付き、3階に分かれての披露。

 

曲中はかとしの歌声が一番引き立ってた。

特にソロパート。

彼女の歌声はグループでも1、2を争うほど大好き。

見上げるような形で一番上のステージで歌う彼女に魅了された。

 

 

 

 

 

15. MC

 

メッセージアプリについて。

ライブ日には公式トーク内でさまざまな写真や動画を上げてくれる。

写真、動画、電話のうち、ライブ終わりにどれを上げるか会場にアンケートを取った結果、動画に決定。

(ライブ後、実際に送ってくれました)

 

その公式トーク内でこの日の夕方に上がった一枚の写真について。

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大人気の潮さんの膝。

富田さんも座りたかったらしく、それは大好きな自分がいるからでは?と自ら切り込む高瀬さん。

かとしに対する流れと同じで笑った。

 

そんな温かい出来事の後は可愛らしい家族の温かさに溢れた一曲。

 

 

 

 

 

16. 酸っぱい自己嫌悪

 

予想してなかったみーぱんファミリー。

花道を歩きながらバックステージまで来てくれた。

 

大きさ的に歌声よりも音源が勝ってたんだけど、そんなことが気にならない可愛さと温かさ。

 

一番近くまで来てくれたのは濱岸さん。

ほんとにスタイル良い。専属モデル決定なのも納得した。

 

10m先には河田さん。

存在が尊いってこの子のことを言うんだなって思った。

ありえないくらいのハッピーオーラがあった。

そこにいてくれるだけでその空間は幸せだった。

 

 

 

 

 

17. Right?

 

同じく花道を歩いたあとバックステージでの披露。

 

Music Video を見たときはそこまで印象強くはなかったんだけど、ライブだと気持ちの乗り方が180度変わった。

サビの「Right?」はノリノリでペンライト振ってた。

 

そしてこの日のターニングポイント。

上村さんが四角いバックステージの一番角まで来てくれる。

他の誰よりも近くに来てくれて、目を合わせながら笑顔で歌ってくれた。

たぶん5mもなかったと思う。

 

 

 

落ちました(恋に)

 

 

 

細かく何がどう良くてどう可愛くてそうなったとか理由は思い出せない。いやきっとなかった。

目に映るその瞬間に感情がそれ以外なかった。

 

いやお前に向けては歌ってないからな。

知ってます。

それでも目が合った気になって幸せになれる。

それだけで十分な生きがいなんです。

 

前日は せかみく が披露されたと知って羨ましく思った。

(※世界には Thank you! が溢れている のことです)

(※"せかさん" ではありません "せかみく" です)

 

それでも最年少に落とされた Right?は せかみく にも代えられない最高の一曲になった。

 

 

 

 

 

18. MC

 

みーぱんファミリーについて。

家族構成は、母:みーぱん  長女:濱岸さん  次女:河田さん  三女:山口さん  とのこと。

立候補制で決めるあたり頭のよろしくない一家だなと微笑ましく思った。

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「みーぱんさんファミリーは...」

ややこしい呼び名の松田さん。

普段の呼び名からそうなってしまうらしい。

 

「さん つけなくても良いよ(笑)」

母から優しいお許しをもらう。

 

和やかなトークの後は、再びクールなダンストラックが始まる。

 

 

 

 

 

19. DANCE TRACK

 

暗い照明にスモークが加わった演出。

その中で披露される欅坂を彷彿とさせるテイストのキレのあるダンスは素晴らしかった。

この日一番のダンストラックだった。

 

ダンスを終えるとかとしが中心に立ち、全員で作り上げる一曲が始まる。

 

 

 

 

 

20. 君しか勝たん

 

置いてたスティックバルーンを手に持ちリズムに合わせて叩く。

W-KEYAKI FES のときに動画見といてよかった。

曲に関しては触れないけど、なんだかんだスティックバルーンは楽しかった。 

 

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そしてこんなタイトルでもこれだけ素敵な解釈をしてくれる金村さん。

凄いよね。もっと広がってほしい。

 

ステージには Music Video に似たいくつもの扉が現れ、その扉に出入りするメンバーたち。

扉に入るときにひょっこり顔を出す金村さん。

 

うん。ずるい。

 

あれは あざとくて何が悪いの?で良くない影響を受けてしまったに違いない。

彼女にあれ以上技を与えたら被害者が増える。

だから次におみずが行くときまで封印するべき。

そうであれ。

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会場のボルテージをさらに高める音楽ともに松田さんとキャプテンが客席を煽る。

 

「私たちとおひさまとどっちが盛り上がれるか勝負だ!」

 

スティックバルーンで応えるおひさまにさらに火をつけるイントロが流れる。

 

 

 

 

 

21. キツネ

 

ライブトップクラスの一曲を持ってきてくれた。

 

照明やレーザー演出も激しさを増し、会場の熱気はこの日最高潮。

声を出せなくても心の中の叫びをスティックバルーンとペンライトに乗せて目一杯盛り上がった。

でもめちゃくちゃ声出したかった。

この日一番声出したかったかも。

 

2番が終わると間奏が追加され、ライブ終盤でもキレのあるダンストラックが披露される。

曲自体のアレンジも良くて、間奏からCメロへの繋ぎ方も凄くかっこよかった。

 

河田さんのセンターも本当に似合ってた。

いつもふわふわしてる彼女がステージの中心でキレのあるダンスを披露するギャップに、新しい キツネ としての 河田陽菜 としての魅力があった。

 

 

 

曲が終わると余韻に浸ることなく再びキャプテンが客席を煽る。

 

 

 

 

 

22. 誰よりも高く跳べ! 2020

 

声出したさしかない曲が続く。

キツネ → 誰よりも高く跳べ!

この流れ強すぎるよ。

 

イントロの振りは広島出身アンガールズ田中さんのカニダンス。

ちょっと笑った。

ひなあいや有吉ぃぃeeeee!での共演から始まり、やがてライブの一部にまで組み込んでくるあたりさすがお笑いアイドルグループ←

 

メインステージ、サイドステージ、花道、バックステージと会場全体を使ったフォーメーションでおひさまとの一体感を生み出してくれた。

 

さらに1番と2番で全員の位置が変わることで多くのメンバーが近くまで来てくれた。

 

Aメロではバックステージでイチャつく金村さんと渡邉さん。

殺しにきてるのかと思った。

あの瞬間、スタンドDブロック席はアリーナ最前列を超える安楽死席と化した。

この日一番近くで金村さんの笑顔が見られた瞬間だった。

 

そしてメンバーとおひさま全員で跳ぶ瞬間は、会場に誰一人として取り残すことなくおひさま化が完了した証だった。

 

 

 

最高潮の熱気を残しながらスクリーンに最新曲のイメージ映像が流れる。

やがて暗闇の中に Music Video 衣装に身を包んだメンバーが現れ、映像が終わるとともにステージが照らし出されると、新たな日向坂46が待っていた。

 

 

 

 

 

23. ってか

 

ツアー前日の夜に発表された新曲。

相変わらずタイトルで遊ぶのが好きな康は置いておく。

 

彼女のセンターが発表された日、一睡もできずに気持ちを綴ったんだけど、そこで彼女らしさが光る曲になってほしいなと願いを込めた。

 

 

ピアノソロが奏でる美しいイントロ。

アップテンポで力強い心に残る曲調。

内面を愛して同じ価値観でいてくれることを求める女性目線の歌詞。

可愛さを捨てたかっこよさと美しさ全振りのダンス。

 

求めていたものがそこにあった。

 

一度聴いただけで忘れられない一曲になった。

今年一番好きだった 声の足跡 を越えたかもしれない。

ステージでは Music Video にも負けず劣らない、いやむしろそれ以上のダンスが輝いていた。

 

イントロが終わり、歌い出しと同時に特効が放たれる。

サビの終盤ではスクリーンに歌詞が映し出された。

歌詞が映し出される演出に弱いおみずはキレのあるダンスと重なり鳥肌が立った。

 

センターに立つ金村さんは笑顔だった。

曲を、ライブを、そしてその瞬間を誰よりも楽しんでいる素敵な笑顔だった。

そんな笑顔の中で魅せる力強いパフォーマンスには、歌詞の想いと曲が持つ力強さを併せ乗せた誰にも代えられない彼女だけの魅力があった。

 

センターというポジションで彼女の良さ、彼女らしさが最大限に輝いた最高の一曲に広島という地に足を運んだ真意を感じた。

 

 

 

「おひさまのみなさんでこの会場に虹を架けてくれると嬉しいです」

 

キャプテンからのお願いに会場が一斉に彩りを生み出す。

やがて本編を締め括るのに相応しい美しい光景が出来上がっていった。

 

 

 

 

 

24. JOYFUL LOVE

 

全体を見渡せるスタンド席から見た虹は言葉にならないほど綺麗なものだった。 

配信で見る以上に何倍もの感動が生まれて泣きそうになった。

松田さんの涙腺だったらボロボロ泣いてたと思う。

同時にそんな虹を架ける一人としてあれたことに心から感謝した。

 

盛り上がりから生まれる一体感とはまた違った一体感があるこの曲は、日向坂46にとってなくてはならない存在なんだと改めて思った。

何度も虹を見てきたメンバーもその数だけ幸せに思ってくれるだけですごく嬉しくなった。

 

メインステージから始まりバックステージにも来てくれる。

 

どうしても綺麗な虹に目が行きがちだけど、曲自体も温かくて優しいのがこの曲の凄いところだよね。

 

頬に落ちる涙は  温もりに乾かされるのだろう

僕も笑顔になれたら今より強くなれるね

 

涙を乾かす温かさは、何かをしてくれることではなくて、ただそこにいてくれること。

それだけでまた楽しくなる明日に自然と笑顔がついてきてくれる。

その笑顔がさらに連鎖していき、寄り添うことに素晴らしい力があることを教えてくれる。

 

日向坂46の中でも特に素敵な歌詞の一曲に心を満たされ、優しく包み込むように本編の幕を閉じた。

 

 

 

曲が終わると一列に並んで挨拶。

 

最後の髙橋さんの綺麗なお辞儀を見て、改めて素晴らしいグループだと思った。

メディアでも何度も称賛されていたけど、実際に目にすると感謝が伝わるお礼なのが本当にわかる。

 

最後の最後まで感謝を忘れない彼女たちにこちらからも目一杯の感謝を伝えた。

 

 

 

 

 

ENCORE

 

会場にスティックバルーンが鳴り響く。

 

この時間も声が出せない歯痒さがなかったと言ったら嘘になるけど、オンラインのひな誕祭で画面に映し出されたメッセージを思い出した。

 

『心の中でアンコールしていただけますか?』

 

今出来る一番の方法で、もう一度彼女たちを迎える。

その声援に応えてくれることを信じて待ち続けた。

 

やがて照明が明るくなると、すぐにアップテンポのイントロが流れる。

 

 

 

 

 

EN1. ソンナコトナイヨ

 

アンコール一曲目から再び会場を温めてくれた。

 

センターの東村さんは凄かった。

へらへらしてる同い年があれだけクールに踊れるのはどの曲を通しても一番のギャップだった。

 

2番のサビはお馴染みのライブVer.の振り。

「他にキレイな人はいるけど...」の順にしゃがんでいくところがすごく好き。

 

終始キレのあるダンスがアップテンポのこの曲の良さを最大限にまで引き出してるように感じた。

生で見るとさらにわかる。

一番好きなラスサビもこの目で見られて嬉しかった。

 

 

 

 

 

MC

 

アンコールに感謝してくれるメンバーたち。

 

「おひさまになってくれましたか??」

 

キャプテンの声に会場全体がスティックバルーンで応える。

おひさま化計画は無事に完了していた。

 

そして宮田さんが煽りをやってみたいとのこと。

 

「お前ら、声出せないならスティックバルーン叩けーーーー!!!!!」

 

それに応えるスティックバルーンがこの日一番と言ってもいいほど大きな音で鳴り響く。

 

鳴り響く。

 

鳴り響く。

 

 

鳴り止みません。

 

 

メンバーもみんな笑ってました。

宮田さんも凄く満足していたみたいで何よりです。

(喉、お大事にしてください)

 

改めてキャプテンの一言が終わると、広島からあの地を目指して最後の曲を届けてくれた。

 

 

 

 

 

EN2. 約束の卵

 

会場が一斉に空色に染まった。

正直、振り覚えてないおひさまもそこそこいた。

右ステージ端のスタンドとかは綺麗だなって思った。

 

それでも約束の地を目指す彼女たちが丁寧に歌うこの曲の歌詞が胸に響いた。

 

夢を見なくちゃ生きてる意味ない

「明日こそは」って頑張れる

 

どうしても先が見えない今の状況下でも、目指すものはずっと変わらなくて、一日でも早くたどり着くために今を必死に歩いている。

 

そんな誓いのような力強さを最後に届けて広島での2日間を締め括ってくれた。

 

 

 

 

 

Ending

 

メインステージに並んで改めて挨拶。

広島公演、とても楽しい2日間だったと言ってくれた。

 

そしてまた必ず広島に戻ってきてくれることを約束してくれた。

 

挨拶を終えるとき花道を歩いてバックステージへ。

一人ひとりが会場のおひさまに手を振ってくれた。

 

そんな中またです。

 

またあの子です。

 

 

 

上村ひなのさん。

 

 

 

バックステージまで歩いた後はステージを降りて入口と同じ後方から退場していくんだけど、この子はまた一番近くまで来てくれた。

 

そして金村さん用に持っていたお寿司グッズに気づいてくれたのか、指をさして笑顔で手を振ってくれた。

 

「(え!? え!? お寿司だよ!?!? ペンラもイエローとパステルブルーだよ!?!?!?)」

 

予想だにしない変化球すぎるレスにテンパる。

写真部の部長さん用のグッズに部員の子が気づいてくれるまさかの展開。

 

一度落ち着いた後、心に誓う。

 

 

 

「推します。」

 

 

 

加入当初は、もともとねるに似てて不思議で可愛らしい子だなって思ってた。

それがひなあいや画面越しのライブで可愛らしい部分を何度も見て、まさか現地でとどめをさされるとは思ってもなかった。

 

この沼にハマった時点でお察しのとおり、アイドルライブへもう一度足を運ぶことを決心した。

 

 

最後に山口さんが出口の前で深々とお辞儀をする。

やがてメンバー全員が退場し、広島での幸せな空間に幕が下ろされた。

 

こうして2年ぶりに帰ってきたライブは心をハッピーオーラで満たしてくれた。

 

 

 

 

 

帰り道、義務のように上村さんのトークを購読した後、改めて広島に来た理由を考えた。

 

単に「日向坂46のライブが見たいから」では説明が足りなくなっていた。

 

一昨年の12月、画面越しに見た ひなくり2019 で

「この目で見たい、見なければいけない」

と決心して応募し、当選した昨年の春のツアーも中止。

 

さらに予定していた他のアーティストのライブも次々に中止となり、ライブというものが日常を支える "非日常" から遠ざかっていってしまった。

 

そんな2年ぶりの "非日常" を求めて北海道から足を運び、初めて現地で参戦するアイドルのライブ。

そこで目にしたのは、夢に向かって全力で走る子たち。

その姿は21人全員、一人ひとりが輝いていた。

 

今回参加することが出来なかった小坂さんもそれは同じ。

先頭に立ってグループをここまで引っ張ってきてくれた彼女もまた、欠かすことの出来ない輝きがある。

 

終始、一人でも多くの人を幸せにしたいという思いが伝わってきた。

アーティストライブでも本質は同じかもしれないけど、ダンスをはじめとするパフォーマンスでもその思いが伝わってきたことに今回凄く感動した。

同い年の子も含めて、年の近い子たちがあれほど夢に向かって全力で走っている姿は、本当に心にくるものがあった。

 

夢を追いかける彼女たちにいつも力をもらっている分、今度は直接その場で感謝を伝え、声援を送るために今回のライブに参加したんだなと思った。

 

それでもまた力(ハッピーオーラ)をもらってしまってるんだけどね。

 

日常を彩ってくれたことへの感謝を伝えて、その感謝がハッピーオーラとしてまた返ってきてくれてまた日常を彩ってくれる。

 

ライブってそんな場所な気がする。

2年前もきっと同じようなことを言ってたと思う。

 

 

今回の遠征で少しでも長い時間、これからも日向坂46を支えるおひさまとしていることを誓うとともに、そんな一人でいられることが幸せだと感じた。

 

誰かを支えてあげられるのは本当に幸せなこと。

もちろん何かをしてあげられなくてもその心があれば立派な支えになる。

 

そんな心をこれからも持ち続けていくことが自分自身にとっても大切なんじゃないかな。

 

いつか夢が叶う地でもその姿を支えてあげられる一人になれますように。


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fin.

 

 

 

ただ未来へと夢を乗せて

 

 

一睡もしなかった。

 

いや、できなかった。

 

最大限に込み上げてくる嬉しさ、祝福、感謝がどうしても短い言葉で表しきれなかった。

 

メンバーの支え、グループの躍進、ファンの応援、全てがあってこその今だけれど、何よりも彼女自身の努力。

 

アイドルとして "訪れる体験" から "掴み取る体験" へと変わっていった中で掴み取った一番の体験。

 

そう言ってあげてもいいんじゃないかな。

 

最後列の一番端から表題曲の最前列の中心まで駆け上がってきた彼女の坂道に嬉しさ、悲しさ、悔しさは数え切れないほどあったはず。

 

お調子ですぐ調子に乗るけどまたすぐに落ち込んでネガティブになる。

負け顔なんて言われるけれど、その結果から挫折と同時に努力が生まれる。その努力の中でうまくいかないときにどうしてもまた挫折してしまう。それでも隠しきれない涙を隠すようにまた笑って。いつしか涙も少なくなるほど前向きになって笑顔が増えて。

 

負け顔なんかじゃなくて挫折を経験して成長する中で生まれてきた笑顔こそ彼女の本当の魅力な気がする。

 

だからこそ、決まった瞬間に駆け寄ってきてくれたメンバーに見せた嬉しさに満ちた涙が伝う表情は、きっと何ものにも代え難い素敵な笑顔だったんじゃないかな。

 

立ち位置としてだけでなく彼女自身としての成長でもある坂道を支えてあげられる一人であれたこと、そして決して長いとは言えないアイドルという限られた時間の選択肢の中で、日常を彩る瞬間を何度も見せてくれたことに改めて感謝した。

 

 

ネガティブだった彼女がここまで前向きに成長した姿。

ひなあいや外番組でもその姿が感じられるけれど、センターとして音楽の中の表現力で発揮できる瞬間がすぐそこまできた。

 

彼女らしさが最大限光る。

そんな姿が見られるといいな。

 

 

掴み取った体験を一人でも多くの人に見てもらえるように。

 

下から見上げてきた希望は一番輝いてる真の希望だ。

 

希望に満ち溢れた未来へ。

 

 

 

いつだって、未来は味方だ。

 

 

 

 


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fin.