2015年。
一世を風靡する REFLECTION が世に放たれ
その集大成に釘付けになった青春。
その一方でまた違った音楽と出会った。
誰かに “好き” を公言するわけでもなく
ただ一人でその魅力に少しずつ気付かされていった。
生駒ちゃんがセンターなんてことは目にくれず、抽象的に音楽番組で彼女たちの姿を見て、曲を聞いた。
発売してから数日が経って初めてアイドルのCDを購入した。
もちろん道民に握手券なんてものの必要性は皆無なので、純粋に曲の聴きたさから買った。
CDは日本の古典的で時代遅れな文化なんて海外から見られているけど廃れては欲しくない。
有形的に手元に残るこれが良い。
疾走感と爽快感が溢れるまさに夏の曲。
開けた扉の向こうには彼女たちの全盛期があった。
まだ、誰かが好き なんてものはなくて
それでも『乃木坂46』というグループが好きになった。
Mr.Children とはまた違ったキラキラとした光景に惹かれていった。
高校2年生という青春の真っ只中。
アーティストの音楽に加えて
アイドルの音楽という新たなジャンルも凄く良いものだと知った。
発売から5年の節目を迎えても
新しい音楽との出会いは、いつまでも当時の新鮮な気持ちとともに思い出に残ってる。
何かが始まったきっかけは暑くなる季節にまた一つ新しい色を添えてくれた。
fin.